「お金が貯まらない」という悩みをどうする?
多くの人が抱いているのが「お金が貯まらない」という悩みです。お金を貯めようとさまざまなアイディアを試している人もいるのですが、思うように貯まらないという話を耳にします。お金が一日も早く、たくさん貯まると良いのですが、それ以前に大切なことはお金を貯める心構えがあるかどうかなのです。必要な心構えを3つ紹介します。1.お金を貯める目標・目的を決める
お金を貯めるといっても、何のための貯蓄なのかが明確になっていなければ、我慢することも、節約することもできません。まずは何にどれくらいのお金が必要で、貯めたいと思っているのかを考えることから始めましょう。目標が明確になっていくと、自発的にお金の使い方を工夫するようになりますし、具体的な目的を描くことで、モチベーションの継続にも役立ちます。
お金が貯められない最大の理由は、貯蓄をスタートさせても目的が曖昧なため、誘惑に負けてお金を引き出してしまうことにあります。目標・目的は大切です。
具体的な目標や目的はないけれどお金を貯めたいという場合には、いくら貯まったら豪華な食事に行く、旅行に行くなどのご褒美をあげるとゲーム感覚でお金を貯めることができますし、お金を貯める楽しみも味わえます。
2.支出の無駄を見直そう
お金を貯めるというと、節約にこだわる人が多いのですが、それ以上に必要なことは無駄を見直すことです。たとえば会社でペットボトルのドリンクを飲んでいるのなら、自宅から飲み物を準備していく。会社に置き傘をせずに、雨が降る度に傘を購入しているのなら置き傘をするなどです。
ペットボトル1本を130円で計算した場合、出勤日が1カ月20日なら130円×20日で2,600円支出していることになります。ペットボトルを止めて自宅から飲み物を持参すれば、1カ月2,600円、年間で31,200円セーブすることができます。
置き傘の場合も同じこと。500円の傘を毎月1本ずつ購入していたら年間で6,000円の出費になりますが、置き傘にすれば、6,000円セーブすることができるのです。
節約をしなくてはならないと思うと、面倒だったり、気持ちが乗らないことでも、習慣を見直すだけで年間数万円の支出をセーブできるのはお金を貯めるには大切なことなのです。自分の身の回りを振り返り、無駄かも? と思い当たることがあったら、コストのかからない方法に切り替えて行きましょう。
3.金融機関と仲良しになる
お金がある程度貯まったら、運用することで、より早く、より大きく貯めることができるようになります。この時の運用資金を「種銭(たねせん)」といいます。運用は難しいと思っていても、金融機関の窓口やATMコーナーには1カ月のうちに何度か訪れると思いますので、まずはどのような商品があるのかをチェックしてみて下さい。ただ見るつもりでいても、自然とどのような商品があるのか、自分が利用できる商品にはどのようなものなのかを知ることもできますので、気づかないうちに金融商品の知識が備わってきます。
ボーナスシーズンであれば、銀行によっては定期預金の利率がいつもより高くなることもありますし、シーズン中にボーナスを定期預金にすると、お礼の品もいつもより豪華だったりします。このような情報を知れば、貯蓄そのものに興味も湧いてきます。またATMで定期預金を預け入れた場合でも、その通帳を見せればお礼の品が貰えます。ぜひ、窓口やロビーの担当者に一声かけてみて下さい。
まとめ……自分のペースで貯めていく
お金の貯め方は人それぞれなのですが、大切なことは継続できるかなのです。無理に節約する、毎月の積立額が高額過ぎるような時には、最初の数カ月は貯蓄できても、途中から積立そのものが嫌になってしまうケースが見受けられます。他の人の方法を参考にするのは良いのですが、自分の目標や目的にあわせて、自分に無理のないペース、方法でお金を貯めていくことが大切になりますし、貯蓄を継続させるコツにもなるのです。
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