ワンオペ育児の肉体的な辛さ

ワンオペ育児の肉体的な辛さとは?

ワンオペ育児の肉体的な辛さとは?

さて、これまで説明してきた状況がすでに辛そうですが、次は具体的にワンオペ育児の肉体的な辛さをみてみます。

  • 慢性的な疲労(昔は産後の疲労で亡くなる人続出)
  • 睡眠不足(私は言葉が出なくなりました)
  • 腱鞘炎(私は1年くらい指輪ができない)
  • ぎっくり腰・ぎっくり背中、手足のしびれなど


ワンオペ育児の精神的な辛さ

子供もパパが好き

こんな状態のママを見たら、皿洗いか子供をひきうけてほしい

次に育児を一緒にしてくれる人がいない精神的な辛さを具体的にみてみます。

1.未知なるものの怖さ
・初めての出産、育児の場合、どう子育てしていいか迷う。この世に生まれた「命」を一人で背負っているかのような重さ。

2.実母と比べて戸惑う
・昔の母親たち(アラ還以上)は専業主婦が多く、主に育児を担当していた。実母はできたのに、私は辛いと感じるのはなぜ?という戸惑い。
(原因→アラ還世代は、今よりご近所の結びつきが強く、子供も多かったので、地域で子育てができたから。また経済状況が良く、育児の何かしらの見返りがあったからだと考えています。例:高級化粧品をフルセットでそろえる、セットアップを買うなど)

そして、ここがハイライトかつ最重要ポイント。


3.夫への嫉妬・うらやましさ
・育児・家事に携わらないのに、子供を持てたことへの疑問
  • キャリアに支障がない(母親は復職時に元のポジションには戻れないことが多く、マミーズトラックに陥ったり、正社員からパートなどに切り替えることが多い)。
  • 会社に行って仕事をすること。自由な通勤時間があって、おいしいランチを食べて、仕事ができてお金をもらえるなんて贅沢だと思える。
  • 自己犠牲がなく、独身・子なし時代と変わらない生活を続けて、人生の主役が自分のままでいられること(飲みに行く等)
  • 妻がワンオペ育児をしていても、上司や友人や親や世間から何も文句を言われないこと
  • (夫がワンオペ育児をしていたら世間からの風あたりは強いと推測)

4.夫への絶望

  • 産後の身体の不調を分かってもらえないこと
  • 育児や育児が女性の仕事だと思われること
  • 助けてほしいのに、伝えられないこと、伝わらないこと
  • 家事育児をしっかりこなしたいものの、心身共に限界で実現できないもどかしさはあること
  • パパから目から見た赤ちゃんと、ママからみた赤ちゃんの存在は違うことを理解してもらえないこと。
    (例:泣いていたら、ほっておけばいいパパ、気になっておちおちトイレもゆっくりできないママ。その差は「命がけで守らなくてはいけないモードがスイッチオンになっているから」)
  • ずっとワンオペ育児をしていると、ブラック企業に勤めているような奴隷感が日常化し、人生が少しも楽しくないこと。それを理解してもらえないこと。 
  • 「子供が欲しかったのはおまえ(妻)だろ」「じゃあなんで生んだんだ」と言われること。
    →子供を持つことは自己責任ではなく、夫婦の選択であるはずなので、これは責任の押し付け。そしてワンオペの辛さを最初に知っていたら生まなかったかも?そして結婚もしなかったかも? 
  • 子供と遊んでいるだけでラクだなと思われること。なんなら、交代してほしいこと。 
  • 共働きだと、出産前分担していた家事が、育休中にほぼ妻の役割になり、復職後もそのまま、妻のやることが多めになってしまうこと。 
  • 「俺より稼げないくせに」と言われる。
    →男性の平均年収は女性の約2倍。悲しいかな、日本社会の未熟さもあり、ママの自己責任ではない場合も。
     

パパ必読!切羽詰まっているママの助け方

ママはパパの家事・育児参加を待っている

ママはパパの家事・育児参加を待っている


洗いざらい旦那さんへの恨み節を吐露したところで、どうかその関係を解決してもらうべく、助け方をご紹介します。

  • ママのメンタル・フィジカル状態は異常事態。生む前とは別人と心得ること。 
  • ママへのヒアリングの過程を省いて解決策を提示すると、冷たいと思われるので、クライアントに接するごとく、話に耳を傾けること。 
  • ママによってやってほしいことは違います。「おれは、どうしたらいいかな?」と聞いてください。ママによっては家事・育児に参加してほしくなく、ねぎらわれるだけでいい、という人もいます。(反対に、同情はいらないから家事をやってほしいという人も) 
  • ママから「自ら考えて動いて」と言われてもそれは愚痴ととらえ、具体的な方法を辛抱強く聞いてあげてください。 
  • ママに「ありがとう」、「おつかれさま」を言うこと 
  • ママの赤子用アラートが発動しないように、ママだけ一人の時間を作ってあげること。赤ちゃんと離れたくないママもいるので、そこは様子をみながら。 
  • ママをゆっくり寝かせてあげたり、お風呂に入らせてあげること。 
  • 家事代行やシニア人材派遣、ファミリーサポートなどを使って、家事・育児をアウトソーシングしてもOKとすること(ママによっては抵抗がある人もいますが、私はお金さえあれば大歓迎です)。

     

パパへのメッセージ

ほんとうに幸せな家族とは?

ほんとうに幸せな家族とは?


日々おつかれさまです。仕事でがんばっているのに、育児や家事もと要請される世の中となってきました。とりあえずあなたの「おやじの背中が語っていたこと」は江戸時代同様、過去のものだと割り切りましょう。

ママたちは出産後~幼児時期に体験した辛いことを一生覚えているものです。おそらく50年たっても色あせません。逆にいえば、この時期に家事・育児に参加すれば、一生円満にいけるかもしれない。これは人生の投資です。

あくまで私の考えですが、家庭におけるパパとママは、会社の共同経営者のような関係だと思います。どちらかが不満を持てば破綻する、軌道に乗せる方が難しいナマモノです。ママによっては「子供が〇歳になったら離婚しよう」と考えている人もいるので、一寸先は闇かもしれません。

ママとなかなか話し合う時間も取れないでしょう。子供を持った喜びもそれほどではないかもしれません。でも親となったからには、ママと同様の責任があることを覚えてほしいと願います。

自分の人生は、家族の人生とともにあることを理解すれば、家族から人気のあるパパになると思います。

パパ、ママ、ふんばりましょう!
きっと子供はすぐ自立してくれる……はずです。


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。