犬に栗を食べさせることはできる?

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加熱済みの栗を与えるようにしましょう


栗は犬に与えることができる食材のひとつです。栗に含まれる栄養素やその働き、犬の病気や薬、アレルギーとの関係を具体的にお伝えします。

<INDEX>
  1. 加熱した栗は犬に食べさせても大丈夫!鬼皮や渋皮は取り除く
  2. 栗の成分は、抗酸化作用や腸内環境のケアが期待できる
  3. 栗はシニア犬におすすめの食材。腎臓病や心臓病の犬には注意!
  4. 犬の間食として取り入れる場合、1日に与えていい量の目安
  5. 栗の加工品やスイーツを犬に与えることは避けておきましょう


加熱した栗は犬に食べさせても大丈夫!鬼皮や渋皮は取り除く

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鬼皮、渋皮は取り除いてから与えましょう


栗は犬に食べさせることができる食材です。加熱していない状態の栗は硬く、消化もしにくいので、柔らかくなるまで加熱したものを与えるようにしてください。

スーパーやコンビニのお菓子売り場にある加熱済みの甘栗は、原材料が甘栗だけであれば犬に与えても大丈夫です。

栗の鬼皮(殻)はとても硬く、とがっている部分もあるので消化器官に詰まったり傷をつける恐れがあるので、必ず取り除きましょう。

鬼皮と果肉の間にある渋皮には、脂質の吸収を抑えたり、糖質を分解してくれる成分が含まれているという研究結果もあります。ですがその一方で、脂肪を分解する役割がある膵リパーゼの働きを妨げる可能性もあるといわれています。

渋皮は渋みや苦味を感じるタンニンという成分も含んでいるので、食べやすさや消化の面からも、取り除いてから与えた方が安心です。


栗の成分は、抗酸化作用や腸内環境のケアが期待できる

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栗に含まれる栄養素は?


1:抗酸化作用に期待!
栗の中でも甘栗には抗酸化成分であるビタミンEが含まれているので、エイジングケアが期待できます。ビタミンEは油と一緒に摂ることで吸収されやすくなるので、犬の手作りクッキーやケーキに混ぜてみても良いでしょう。

2:腸内環境のケアに
腸内環境を整える成分のひとつである、食物繊維が含まれています。ですが、消化力が落ちていたりお腹を下しやすい犬には細かく切って少量ずつあげるようにしてください。

3:食欲が落ちている犬のサポートに
栗は糖質が豊富に含まれているので、甘味をとても感じる食材です。甘味は犬が喜ぶ食味のひとつなので、食欲が落ちている犬のおやつやドライフードのトッピングとして取り入れることもおすすめです。


栗はシニア犬におすすめの食材。腎臓病や心臓病の犬は注意!

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栗と犬の病気や薬、アレルギーとの関連性は?


どのような食材でも、良い面と良くない面を持ち合わせています。栗を避けた方がいい犬はいるのか、栗と相性の悪い薬はあるのか、飼い主としては気になるところ。犬の食生活・健康管理の講座も開催している、獣医師の丸田香緒里先生(Animal Life Partner代表)にお伺いしました。


「栗を東洋医学的に見ると、補腎(ほじん)と呼ばれる作用があります。少し難しい言葉ですが、老化によって体に現れる悩みを補う働きがあることを意味しています。そのほかにも、体を温めることも期待できるので、特にシニアの犬におすすめしたい食材です。

ただ、西洋医学的に見ると栗はカリウムが多く含まれている食材のため、腎臓病や心臓病の犬は注意が必要です。体にいいからと言って与えすぎずに、1日に与えていい量の目安を守るようにしましょう。

犬が日常生活で接する可能性のある植物や食材とのアレルギーの関連性は、今のところありません。」


犬の間食として取り入れる場合、1日に与えていい量の目安 

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上記の表を参考にして、与えすぎないように注意してください。食物アレルギーはどのような食材でも反応する可能性があります。初めての食材を与える時は必ず少量ずつ与え、体調に変化がないか様子を見てくださいね。


栗の加工品やスイーツを犬に与えることは避けておきましょう

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人間用に加工されたものは、原材料をよく確認して判断しましょう


栗を使った食品やスイーツには様々な種類があります。作り方によっては、犬の体に良くない場合もあります。



・栗ごはん
ネギ類や香辛料といった犬の健康に良くない食材、調味料などを使わずに炊いた栗ごはんであれば、犬に与えても大丈夫です。

市販の栗ごはんの調理セットを使用したものや、お弁当として売られている栗ごはんは、犬が食べることを想定して作っていないので避けておいた方が安心です。

・モンブラン
人間向けに作られたモンブランは脂肪や砂糖が多いため、犬の健康維持には適しません。モンブランは材料や作り方のバリエーションも豊富で、洋酒やチョコレートなど犬の健康に悪影響のある食材を使っていることもあるので、おすすめできません。

・栗ようかん
主原料である小豆、寒天、栗は加熱調理してあれば犬に与えても大丈夫ですが、栗ようかんは砂糖が多く含まれています。少量でも食べたら即座に太ってしまったり、体調を崩すとは言い切れませんが、積極的に与えないようにしておきましょう。

・マロングラッセ
栗を砂糖漬けにしたマロングラッセは、肥満につながる可能性が高い食品です。調理に洋酒が使用されることもあるので、犬に食べさせることは避けておきましょう。


犬に栗を食べさせても大丈夫?まとめ

  • 栗を犬に食べさせる時は加熱したものを与える
  • 甘栗も犬に食べさせて大丈夫
  • エイジングケアや体を温める働きが期待できる
  • 腎臓病や心臓病の犬は注意
  • 栗を使った人間用の加工品は、できるだけ避ける


【執筆協力】
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丸田香緒里 獣医師

丸田香緒里 獣医師(Animal Life Partner 代表)
日本大学卒。動物病院勤務後、飼い主様にもっと近い存在になりたいと思い「人も動物も幸せな生活が送れるためのサポート」をモットーにAnimal Life Partner設立。ペット栄養管理士など様々な資格を取得し、病院での診療や往診の他、セミナー講師やカウンセリング、企業との製品開発など活動は多岐にわたる。
ホームページ:http://animallifepartner.com/


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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。