男性の方が浮気や不倫をしやすい
女性よりも男性の方が浮気をしやすい
相模ゴム工業が全国14,100人の20代~60代の男女に「結婚相手や恋人以外にセックスをする方はいますか?」という質問をしたところ、男性の場合は約30%、女性の場合には20%以下が「いる」と答えました。年齢によっても異なりますが、中には複数の異性と関係を持っている人もいるほどです。
異性関係は離婚の理由トップ5に入る
結婚相談所で再婚相手を探している人に離婚の理由を聞いてみると、相手の浮気の割合も多くなってきています。2分に1組が離婚をするといわれるこの時代の背景には、浮気問題も大きく関係しているといっていいでしょう。平成24年度司法統計によると、離婚の申し立ての理由は以下のようになっています。
■男性からの申し立て
1位 性格が合わない
2位 異性関係
3位 精神的に虐待する
4位 家族や親族との折り合いが悪い
5位 性的不調和
■女性からの申し立て
1位 性格が合わない
2位 暴力をふるう
3位 精神的に虐待する
4位 生活費を渡さない
5位 異性関係
このように異性関係、つまり浮気や不倫は離婚の理由として男女ともにトップ5に入ってきています。それだけ多くの離婚に関係していることですし、相手にとっては許すのが難しいことなのだとわかります。
離婚の慰謝料は200万円程度
浮気が原因で離婚をしたとき、気になるのは慰謝料だと思います。子どもの人数や婚姻歴にもよりますが、だいたい200万円程度だと思っていいでしょう。この金額が多いか少ないかは人ぞれぞれ感じ方が違うでしょうけれど、恐らく「意外と少ない」と思う人が多いのではないでしょうか。不倫や浮気で相手に裏切られたら、相手からすべての財産を奪い取り、破滅させたいと思うかもしれませんが、数年で返せる程度の金額だと思うとやりきれない部分も……。
ただ、「浮気をした方が悪い」のは前提ですが、家に帰りたくないような夫婦関係になっていた場合、両方に原因があると考えられます。優しくしなかった、思いやりが足りなかったなど、直接的な原因でなくてもです。そういった背景を踏まえると、喧嘩両成敗ではないですが、一方的な被害者という意味合いではないため、慰謝料をそこまで高額に求められないということなのでしょうか。
浮気は直感でわかる。でも、すぐに責め立てないこと
浮気をしているかどうかの見極め方は、「なんか怪しい」と思ったらほとんど正解だといっていいでしょう。証拠や根拠がなくても、「あれ?」と感じたら、浮気をしている場合が多いのです。ピンと来て、証拠を集め始めたらすぐに出てきた……なんて例はよくあります。いずれにしても、相手の浮気がわかったときに気をつけることは、すぐに過剰に責め立てないことです。
相手を一方的に攻撃して、たくさんの人を巻き込んでおおごとにしてしまうと、引き返すことができなくなります。「冷静になってみるとやっぱり離婚をしたくない」と思っても、手遅れになってしまうからです。気持ちの面はもちろんですし、経済的な問題で離婚すると自分が苦しむことになるケースもあり、冷静に見極めることが重要です。
実は、離婚を後悔する人が多い
離婚を後悔する人も少なくない
浮気がわかって感情のままに離婚をしてしまい、しばらくして後悔する人も少なくありません。
浮気をした方もほとんどの場合が出来心で、浮気相手に対してそこまで思い入れがないことも多いです。悪いとは思いながらも、どうせバレないだろうと軽い気持ちでしていることが多いものです。心身が不安定になったときに、フラッと浮気をしてしまう人もいます。もちろん、だからといって浮気をしてもいいということではありません。人の気持ちを裏切る行為なので許せないのもわかります。
でも、離婚してから後悔する人も多いですし、やっぱり独身よりも結婚生活をのほうがいいということで再婚に踏み切る人も多くいます。一時の過ちで伴侶を失う経験をした人が、「次は生涯添い遂げる」という覚悟で再婚し、良い妻・良い夫になることもあるのはそのためです。
妻の力で離婚を回避し、再構築した例も
夫に浮気をされたけれど、それを許し、家族を守った人もいます。その人の旦那さんは、会社の女性と浮気をしていて、それが会社中に知れ渡り、左遷で地方に飛ばされてしまいました。そんなことになれば、普通は離婚という結論になりそうですが、妻と子どもは夫の転勤についていったのです。その後も、家族で出かけることも多く、時に手をつなぐこともあったそうです。その家族は社宅に住んでいたので、左遷される前の会社での出来事も知られていましたが、家族があまりにも仲がいいので、やがて噂も消えてしまったといいます。
ここまで気持ちが広い奥さんはそうそういないと思います。でも、家族を守りたいという気持ちは誰にでもあるのではないでしょうか?
もしそういう気持ちがあるならば、浮気をした人を許し、もう一度くらいやり直すチャンスを設けてもいいのかもしれません。