購入されたらすぐに現金化したいと思うのですが、メルカリのシステム上、それはできません。購入した後支払いが行われてもすぐに出品者に届かず、いったんメルカリが預かる形になります。そして商品が購入者の元に届くと、購入者が受取評価をします。その後で出品者が購入者を評価すると取引が終了になるので、この時点でようやく売上金を受け取ることができます。
ということは、購入者がなかなか受取評価をしないと売上金が入らないことになりますが、メルカリ事務局に連絡して取引を終わらせてもらうことも可能です。
売上金が入ったあとでどう使うのかは、人によって異なってきますが、どんな使い方でもできるわけではありません。メルカリの売上金の使い道は6つに絞られています。今回の記事でその6つに関して詳しく解説していきます。
<目次>
メルカリ「売上金」の使い道(1)メルペイ残高にする
「メルペイ」はメルカリを通して全国のお店などで利用できるスマホ決済サービスです。メルカリの売上金は、メルペイで使える「メルペイ残高」にすることができます。メルペイ残高は、メルペイが使えるコンビニやドラッグストア、郵便局、スーパーなどの他、ネットショップでも使えます。もちろんメルカリ内でも使うことができ、メルペイスマート払いの精算にも使えます。
さらに、「おくる・もらう」でメルペイ残高を友達や家族に送ることができます。メルペイ残高よりも現金が必要な場合には、家族にメルペイ残高を送って、その分の現金をもらうこともできそうです。
「お支払い用銀行口座の登録」もしくは「アプリでかんたん本人確認」を完了させると、売上金は自動的にメルペイ残高になります。普段からメルペイをよく利用するのであれば、売上金が自動的にメルペイ残高になるように設定しておくととても便利です。
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メルカリ「売上金」の使い道(2)振込申請をして現金化する
メルカリの売上金を現金化する方法が振込申請です。メルペイの画面にある「振込申請」から手続きをしていきます。振込申請をする場合には、金額に関係なく手数料が200円かかります。そのため頻繁に振込申請をするよりは、ある程度まとまった金額になってから振込申請したほうがお得になります。
ただし振込申請期限は計上されてから180日です。もし振込申請期限までに振込申請をしなかったら、振込手数料200円を差し引いた金額が登録してある振込口座(振込申請用銀行口座)に振り込まれます。
銀行口座が登録されていない場合には、金額に関係なく売上金が失効します。でも振込申請用の口座を登録して、メルカリ事務局に連絡をすれば後日振り込まれます。売上金が振込手数料200円以下の場合にも、売上金は失効してしまいます。
・「売上金」の振り込みスケジュール
振込申請をした後の振り込みのスケジュールは、振込先がゆうちょ銀行なのか、それ以外なのかで異なってきます。 例えば月曜日の0時から8時59分の間に振込申請をした場合、ゆうちょ銀行ならば水曜日に振込まれます。 ゆうちょ銀行以外ならば火曜日に振込まれます。ゆうちょ銀行のほうが振り込まれるまでに時間がかかると思っていいでしょう。
メルカリ「売上金」の使い道(3)メルカリ内の商品の購入に使う
売上金を使ってメルカリ内の商品を買うこともできます。ただし、売上金をそのまま使うことはできないので、売上金でメルカリポイントを買うことになります。一度購入したメルカリポイントは、売上金に戻せないので注意が必要です。購入したメルカリポイントの有効期限は365日間ですが、うっかり忘れてしまうこともあるかもしれないので、早めに使っておきましょう。なお、「アプリでかんたん本人確認」が済んでいる場合には、メルペイポイントの購入はできません。自動的にメルペイ残高になります。
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メルカリ「売上金」の使い道(4)メルペイ残高にした後でメルカリ寄付をする
メルカリには「メルカリ寄付」と言って、メルペイ残高を利用して寄付する仕組みもあります。金額は1円から100万円の間ですが、寄付先によっては下限や上限金額が設定されている場合もあります。寄付先で寄付金受領証明書を発行するため、情報提供に同意する必要があります。寄付先は、「日本財団(災害復興支援特別基金)」や「特定非営利活動法人国境なき医師団日本」などの団体や、三重県、鎌倉市、岐阜市などもあります。このような使い道も選択肢の1つになってきそうです。
メルカリ「売上金」の使い道(5)メルペイ残高にしてビットコインを買う
メルカリの売上金をチャージすることで、ビットコインを買うことができます。アプリでかんたん本人確認が完了していること、日本に住んでいること、手続きの時点で20歳以上75歳未満であること、この3つをクリアすることが条件です。ビットコインは値動きがあるので、その点を理解した上で取引を始めましょう。
メルカリ「売上金」の使い道(6)メルペイ残高にしてメルカードやメルペイの支払いに使う
メルカードはメルカリのクレジットカードです。売上金をメルペイ残高にする必要はありますが、不用品を売ったお金でクレジットカードの支払いができるのが大きな特徴です。今月使った分は来月中に支払いをすればよいのですが、前もって支払うことも可能です。またメルペイのあと払い(メルペイスマート払い)も同じで、翌月に支払う分をすぐに精算ができます。 画像は2529円をメルペイスマート払いで支払った分です。売上金をメルペイ残高にして、支払いをして行きます(画像ではポイントも使用しています)。
売上金が入った段階ですぐに支払いができるので、翌月の支払いに追われる感じがなくなります。もちろん、トータルで支払う金額は同じですが、心の余裕が持てるような気がしています。
メルカリで不用品を売って得た売上金をどう使うのかは、日常生活をベースに決めていくと良いでしょう。ちなみに筆者はポイント還元があるので、メルカリでの買い物や、普段の買い物をメルカードやメルペイスマート払いで決済して、その支払いに使うことが多いです。