ボーナスも退職金もないので今のうちに家計を改善したい
皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回の相談者は、貯蓄ができずに悩む50代女性。ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんがアドバイスします。※マネープランクリニックに相談したい方はコチラのリンクからご応募ください。(相談は無料になります)■相談者
せんさん(仮名)
女性/パート/52歳
東京都/持ち家一戸建て
■家族構成
夫(会社員/40代)、妻の母(75歳)
■相談内容
主人が長距離運転手をしており毎月6万円渡しております。あと酒代などを含め手取り28万円の中から8万円以上は主人に使っております。帰宅は週に1、2回なので大型トラックでの生活になりこの費用について喧嘩が絶えません(28万円手取りの中、約8万円使われると20万円しか残らないのはきつい)。通信費は1年後には削減する予定です。主人はボーナスも退職金もないので住宅ローン(68歳まで)をできれば60歳までに終わりたいのですが他にどこを削れば良いのか全くわかりません。貯金は最近貯めだしたのでほとんどありません。投資についてですが個人型確定拠出年金です。
■家計収支データ
■家計収支データ補足
(1)親の生活費について
親の分の基本的な生活費(食費、水道光熱費)は相談者夫婦が支払っている。消耗品費などは、母親が自分で負担している。住宅購入の際、頭金を3分の1出してくれたこともあり、生活費も支払ってとは言いにくい状況。
(2)ご主人の勤務先について
厚生年金には加入。定年65歳。希望すればその後も延長雇用が可能だが、相談者としては65歳以降の勤務には不安がある。
(3)加入保険の保険料の内訳
・夫/終身保険(65歳払い済み/43歳のとき加入、死亡保障300万円)=保険料1万2660円
・夫/共済(病気死亡450万円、事故死亡1000万円円、病気入院4500円、三大疾病特約付き/入院5000円加算)=保険料3200円
・妻/終身保険(65歳払い済み/30歳のとき加入、死亡保障500万円、祝金50万円×6回)=保険料1万3000円
・妻/共済(病気入院1万円、入院・先進医療特約付き)=保険料2000円
(4)住宅ローンについて
・ローン開始年 2011年6月/28年返済
・金利 変動0.875%
・現在のローン残高 1800万円
・固定資産税(年額)14万円
■FP深野康彦からの3つのアドバイス
アドバイス1 見方を変えて余計なストレスは溜めない
アドバイス2 終身保険加入の必要性は低い
アドバイス3 iDeCoのペースを落とし、繰上返済を確実に行う
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