キッチンでバスケットを使うならこの2アイテム
天然素材で作られたバスケットは、ほぼ四角い形に成形されているので、棚に並べたときにきちんと整うのが特徴です。しかも、私たちに馴染みのあるA4サイズを中心にサイズの大小と、深さの違いがあるので、しまいたいモノに合わせて選ぶことができます。ラタン製。ストック食品をバスケットで管理したり、カップや椀物などの食器をひとまとめにしたり、色々と応用が利く
ブリ材。お弁当箱やレジャー用のカップ、卓上コンロのセット、お菓子作りの道具セットなど、種類ごとに1バスケットを割り当てるのが収納上手になる秘訣
また、造りが頑丈なので積み重ねて使うこともできます。近ごろはパントリー(食品庫)のオープン棚にバスケットを並べて、引き出しのような使い方をしている人が増えています。なかには子どものプリントや料理本を入れて、キッチンで食品や食器と一緒に管理をしている人もいるくらいです。
事務用品とは言えなくなったマストアイテム
書類用ボックスは紙製や木製のものもありますが、ポリプロピレン製のものは丈夫で手入れがしやすいこともあって、キッチンで使っている人が急増中。大きさがA4なので、誰でもサイズ感が把握しやすく、引き出しや棚の中の整理整頓がイメージできるので取り入れやすいのです。
横型(左)のものはレンジ下の引き出しに入れて、鍋のフタやフライパンなどを立てるためのスタンドとして。縦型(右)は大皿を並べるディッシュスタンドに
ファイルボックスは幅10センチタイプをメインに、15センチのワイドタイプと5センチのハーフタイプがあります。置き場所の広さに揃えて組み合わせることで、無駄なくスペースを使い切ることも可能です。また、他の場所で違うモノをしまいたいときにも使えるので、ボックスを無駄なく転用することができます。
引き出し内の仕切りにお任せ2アイテム
引き出しに細かいモノをしまうときは、中身が混ざらないように仕切ることが多いはず。文具やメイク用品もそうですが、キッチンではカトラリー類を種類で分けておくときに、整理ボックスがあると便利です。4種類あるサイズ違いのボックスをパズルのように組わせると、箸置きから柄の長いレードルまでしまえるので、引き出し内の整理整頓が進みます。
文具もメイク用品も同じ使い方ができる。ラタンのボックスならそのまま食卓に出してもOK(上)
冷蔵庫の中身が一目瞭然のスッキリアイテム
小さな食品や背の高い瓶、不揃いな野菜など、サイズも形もまちまちなモノが集まる冷蔵庫。なすがままに収納していると、すぐに乱れてしまい、ときには賞味期限が切れたり腐ったりしたものが混ざってしまうことも。大切なのは、ドアを開けたら食品のありかがすぐに分かって、サッと手に取れるような収納法。そのために誰でもすぐにできるのが、ボックスの活用です。
冷蔵室はポリプロピレンの整理ボックス、ステンレスバスケット、ホーロー保存容器、電子レンジで使える密閉保存容器を組み合わせて整理収納
ドアポケットには手作りのドリンクがガラス容器でズラリ。フタの上にラベルが貼ってあるから子どもにもすぐ分かる。寝かせて使えるアクリル冷水筒を使えば棚収納が可能。野菜室ではメイクボックスが不揃いな野菜のまとめ役
冷蔵室は棚収納なので、整理ボックスを使って食品ごとにまとめていきます。使いたいときにはボックスごと出して調理したり、食卓に出したりできるようにしておけばいいのです。
また、作り置きの惣菜や夕食のときに残った惣菜は、密閉保存容器に入れて保管します。サイズを統一して並べたり積み重ねたりして、冷蔵室内を立体的に活用。そうするだけで自然と整理整頓できてしまいます。
洗面所のゴチャつき予防アイテム
洗面所の収納が少なくて困ることはありませんか? スペースが限られているのに、入浴用品や洗濯用品、スキンケアとヘアケア商品など種類が色々あって、在庫を管理するのが大変な場所です。キッチンで使っている収納アイテムは、洗面所などの水まわりでも重宝します。ケア用品はもちろんのこと、掃除機のパーツやキャンドルをしまっている家庭もある
お馴染みのファイルボックスには物干しハンガー。メイクボックスには洗濯洗剤などを収納
まとまった収納スペースといえば“洗面台の下”という家庭がほとんどで、その内部の使い方が片付くかどうかのキーポイント。
収納上手な人は、ポリプロピレンの小さな引き出しを入れて整理整頓しています。浅い引き出しと深い引き出しを組み合わせれば、細かいケア用品から洗剤など補充用のパックまでしまえるから便利です。
水まわりでも使えるバスケットアイテム
洗面所には、浴室や洗面台の手入れをするための掃除グッズもあります。そんなエリアで水濡れや汚れを気にせずに使えるのがメイクボックス。大きさと深さが選べるので、グッズごとに分けて整理して積み重ねることができ、狭い場所でも片付けやすくなります。
一方でバスケット好きな人の場合はひと工夫が必要です。ブリ材のバスケットの中にプラスチック製のケースを入れてボックスINボックスに。見た目のイメージを統一したい人にとっては、そのやり方がおすすめです。
ブリ材バスケットの中にイケアのホワイトケースをINして仕切りとしても活用中(左)
最上段には予備のタオルを収納。仕切りスタンドを置いて、たたんだフェイスタオルを本のように立てておくというやり方
タオルや着替えなどの布製品は、家族別と種類別で小分け収納している家庭もあります。バスケットにデリケートな布製品を入れると、素材に引っ掛かって布を傷めるかもしれません。ふだんの下着やソックス、寝間着などならOKと思える人向きです。
バスケットの素材感が気に入っている場合は、バスケットの中にプラケースを入れるといいでしょう。また、バスケットの中に大きいサイズの布を入れて、それで包みこむようなしまい方にする手もあります。好みと手間を計算に入れて、納得できるやり方を見つけましょう。
トイレでの見た目重視なアイテム使い
戸棚のあるトイレなら、トイレットペーパーや衛生用品のストックがきちんとしまえるのですが、収納ゼロのトイレでは置き場所に困ります。そのため、突っ張り棚を便器上の天井近くに備えたりするわけです。ホワイトなトイレに小さな木製の棚。そこにラタンのバスケットが加わると、ナチュラルでシンプルにまとまる。壁のファブリックボードで北欧風の素敵なトイレに
しかし、ストック品の大きさから言って、棚の奥行きは浅くてもいいので、壁に取り付けるという方法もあります。「壁に付けられる家具」を利用すれば、棚を手軽に増やすことが可能。ペーパーを陳列するように並べてもいいでしょう。ペーパーを紙ナプキンで包むと、おしゃれな埃よけになりますよ。
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