山口京子さんの質問に答えたらスタバのクーポンをメールでもらいました
FP仲間でAllAboutガイド仲間である山口京子さんはお金美人ですが、おつきあい上手でもあります。先日、私の専門分野である確定拠出年金についてチャットで質問を受けたので、答えを返してあげたら、最後にお礼とともに添付ファイルつきのメッセージが届きました。
スタバの画像が表示されるのでクリックしてみたところスタバの「eGift」で、好きなドリンクを自由に一杯飲める電子ギフトでした。
こちらはお返しは期待していなかったので、びっくりしましたが、さすが気づかいを忘れない山口さんだと感心しました。数十分くらい時間と知恵をお貸ししたお代としてありがたくいただきました。
この「電子ギフト」、3つの意味で賢いやりかただと思います。マネーハック目線で考えても、賢いやり方です。ちょっと考えてみましょう。
電子ギフトの基本の「き」
まず基本的なルールです。電子ギフトはメールやSNSのメッセンジャーアプリ、SMSなどで送ることができる「電子商品券」だと思ってください。Amazonで使えるAmazonギフト券、iTunesで買い物ができるiTunesギフト、スターバックスで使えるeGiftなどが人気です。
コンビニに行くと「カード」を発行してもらう電子ギフトがたくさん置かれていますが、スマホだけで支払いが完了し、そのままプレゼントまで簡潔できるのが、電子ギフトの便利なところです。
支払い方法はそれぞれです。Amazonのアカウントがある人ならいつも利用しているクレジットカードからの支払いが便利です。スタバのギフトなどはスタバアプリにチャージされている人ならそこから支払うこともできればLINEPayのようなところから決済をすることもできます(そのままLINEで送ることができる)。
電子ギフトを作成すると、ギフトカードの画面をいくつか選べたり、メッセージを独自に入力することもできますので、お祝いのシチュエーションにあったプレゼントができます。
送信方法も、電子メールで送れるのが基本としつつ、同じテキストをコピペしてSMSで送ることも、SNSのメッセンジャーアプリで送ることもできます。メッセンジャーアプリに対応している場合、テキストのリンクではなく、サムネイル画像もアプリの画面に合った表示がなされてオシャレです。
なぜ電子ギフトが3倍賢くスマートか
さて、利用方法が分かったところで、電子ギフトがなぜ3倍賢くスマートなのでしょうか。1)店頭に寄らず発行できる
一番スマートで賢いのは「店に行かずに、すぐギフトを贈る」ことが可能ということです。カードタイプのほうがプレゼントというイメージが強いのですが、店頭に足を運ぶ、というタイムラグが必ず生じます。また、タイムラグは「贈り忘れてしまうリスク」にもなります。忙しくて忘れてしまうくらいならその場ですぐ、電子ギフトを贈るほうが賢い選択肢ということになります。
2)本人に会わずに渡すことができる
次に賢くスマートである理由は「本人と会う必要がない」ということです。モノを買って渡すためには宅配便を使うか、本人に会って渡すシチュエーションを作る必要があります。プレゼントだからと会う時間を作りたいとしても、お互い忙しかったりしてチャンスを逃してしまうこともしばしばです(相手が子育て中でこちらは会社員である場合など、なかなか会えませんよね)。単純に距離が遠い場合でも、電子ギフトならそうした「会うという制約」を外してお祝いの気持ちをすぐ届けることができます。
3)購入するモノは本人の好みで選ばせることができる
最後の賢くスマートなポイントは「具体的なモノではない」というところです。Amazonの1000円分のギフトをもらえば、ほとんど何でも選択肢があります。iTunesの1000円分ギフトなら、音楽を買ってもレンタル映画としてもアプリの課金にも使えます。スタバでもフラペチーノにするか抹茶ラテにするかはもらった人が決められます。これは「もらったけどいまいちだった」という不満を相手に与えずにすみます。金額を自分で追加して高い買い物もできる点では、結婚式の引き出物カタログ以上に便利といえます。
「軽いお礼」に向いている!電子ギフトを使ってみよう
電子ギフトは「紙のメッセージカード」もなければ、「直接会っておめでとうという言葉」を伝えることもありません。特定の「素敵なモノ」を選ぶ楽しみもありません。ましてや、プレゼントをはさんでふたり一緒に写真を撮ったり、パーティになるわけでもありません。しかし、子どもの出産報告を聞いて、数カ月後まで会えそうにないなら、その日中にAmazonの5000円の電子ギフトを贈ってあげる方法もあります。
仲の良い友達が仕事で疲れているSNS投稿を見て、愚痴を聞く飲み会を設定したいけれど、すぐには会えそうにないなら、「これでスタバで一杯飲んでリフレッシュ!」と電子ギフトを贈るような方法もあると思います。
発想を逆転して電子ギフトを捉えてみるなら、これはカジュアルに使って「軽いお礼」「軽いプレゼント」をする方法といえます。
電子ギフトのスマートさは利用してみる価値があるのではないでしょうか。ぜひ一度、誰かに贈ってみてください。きっと喜んでもらえるはずです。