家計簿・家計管理/家計管理の関連情報

長寿のセカンドライフに備え、収入源を確保しよう!

「長寿」とは良い言葉ですが、同時にお金の不安を抱える人も多いでしょう。年金と貯蓄だけでは老後を過ごすことは難しいかもしれません。定年後も稼げるスキルを持っているか否かが豊かな老後の鍵になるともいえるでしょう。

二宮 清子

執筆者:二宮 清子

家計簿・家計管理ガイド

  • Comment Page Icon

長寿化時代に備える

「LIFE SHIFT~100年時代の人生戦略(リンダ・グラットン著)」という本をご存知でしょうか?

この本によると、2007年に生まれた日本の子どもの半分は、107歳まで生きることが予想されるそうです。長寿化時代へ適応していくためには、これまでの働き方、引退モデルは役に立たたないため、大きく変化することが求められます。
 

変わる定年後の暮らし方

長寿化時代を全うするには「お金」が必要ですが、60歳~65歳まで勤め上げ、年金をもらいつつ、預貯金を取り崩す従来の老後のプランではお金が不足します。老後の生活観を尋ねると、多くの方が「穏やかに暮らしたい」と言いますが、40年あれば何か成し遂げるには十分な年月なので、ただ「穏やかに暮らす」のは非常に勿体ないとも思います。

自分がシニアになった時、「もう一度始まる第二の人生」と考えて本当にやりたいことを見つけ、 素晴らしいセカンドライフを送りましょう。
 

定年後のビジネススキル

60歳~65歳で定年といった雇用環境というのは大きく変わらないと思いますので、定年後どのような仕事をして収入を確保するのかを若い時から考え、その為の準備をしていく必要があります。つまり、65歳以降も雇用され続けることは考えにくいため、老後は多くの人が自分のビジネスを立ち上げる必要性があります。

そのためにも定年までのビジネススキルは、その後のビジネスにつなげる大きな土台にしていくことが大切になるわけです。定年後も稼ぎ続けるスキルを持つことができるか否かが、豊かな老後の鍵となるのではないでしょうか。
 

「見えない資産」を貯めて人間を磨く

「見える資産」である金融資産も大切ですが、並行してスキルや知識、人脈や仲間、健康といった資産を持つことが大切です。ビジネスでも投資でも、儲けたい気持ちやお金を失う恐怖を上手くコントロールし、専門的なことは専門家を上手く使うことや仲間を持つことも大切です。

また、知識やテクニックだけでなく、金銭感覚やお金の管理方法を学ぶことが重要になります。これらの「見えない資産」があってこそ、金融的資産を築けるというものです。
 

好きと得意を仕事に

また、定年後は好きな仕事で稼いでほしいと思います。体力も現役世代とは違いますので、好きで社会貢献しているという実感がなければ、なかなか続かないのではないでしょうか。

例えば、趣味で続けている習い事も長年続ければ「教える側」になれるのではないでしょうか? 教える側になれば、「収入」になります。若い頃から「好きな事」で稼げる自分作りを始めるのも決して無駄にはならないはずです。
 

愛のある人間関係を

自分で稼ぐスキルが低くても家族や友人、ご近所との素晴らしい人間関係が築けていたら、贅沢はできなくても、生きていくことに不自由はないというケースもあります。
 
定年後 仲間

よい人間関係を築けた仲間がいることで、セカンドライフはより豊かなものになるでしょう。


全てのモノを買って賄おうとすると多額のお金を要しますが、自分の育てた野菜とお米を物々交換といった「お金」を媒介しない信頼関係ができれば、多額のお金が必ずしも必要とも限りません。また、このような人間関係が構築できていれば、何か自分でビジネスを始めた時にもきっと応援団となって支えてくれるなど、将来心強い味方となってくれます。

地に足をつけた状態で将来を見据えることはとても大切です。将来を見据え、何を始めればよいのか? 具体的に行動を起こし、希望ある未来へ変えていきましょう。

【関連記事をチェック!】
 
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/12/31まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます