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メルカリでは基本的にキャンセルはできない
メルカリの基本的なルールとしてまず抑えておきたいのは、いったん始まった取引は基本的にキャンセルができないということです。出品者は購入されたら商品を発送し、購入者は手続をしたのであれば代金を支払います。これがメルカリのベースにあるので、参加する以上取引には責任を持つというのが大前提です。
でも、何らかの事情で取引を進められなくなったら、その時点でキャンセルをすることもできます。たとえば、発送前に商品が壊れてしまったということもありえますし、購入者がお金を払ってくれない可能性もゼロではありません。購入者の場合には、出品者が商品を発送してくれなければ、キャンセルすることでお金が戻ってきます。このように、相手の都合によってキャンセルするのは仕方ないのですが、自分の身勝手な理由ではキャンセルするのは難しいと思っていいでしょう。
メルカリで購入者がキャンセルする方法
発送までの日数が過ぎても発送されない場合、取引画面の下にキャンセル申請画面が出てきます。そこから事務局にキャンセルの依頼をすることになります。「発送までの日数」というのは、出品者が出品するときに設定します。「1日~2日で発送」「2日~3日で発送」「4日~7日で発送」の3つから選ぶことができます。もしかしたら商品は発送されているけれど、出品者が発送通知を忘れていることもあるので、まずは出品者にメッセージを送ってみましょう。これに対して反応がない場合には、キャンセル申請をしていきます。
支払ったお金はどうなる?
メルカリ事務局でキャンセルを受け付ければ、支払った代金は以下の方法で返金されます。- クレジットカード:決済自体を取り消します
- コンビニ:ATM:手数料を含めて購入者の売上金として戻ります
- キャリア決済:購入日時とキャンセル日時によって返金の方法が違うので、利用明細で確認が必要になります。
- 売上金:売上金に戻ります。
- ポイント:購入者のポイントに戻ります。
期間限定のメルカリポイントで支払いをした場合は?
メルカリポイントで支払いをしてキャンセルをするとポイントとして戻ってきますが、メルカリポイントには180日という有効期限があります。ポイントが戻ってきた時点ですでに期限が切れていた場合、残念ながらそのポイントは戻ってきません。そのためポイントは期限まで余裕を持って使っていきましょう。支払い前にキャンセルするには?
何らかの理由で、購入者が支払いをする前に取引をキャンセルするには、購入者がそのまま支払いをしないのが一番いい方法です。もちろん、出品者と購入者の間で合意をしていることが前提になりますが、そうすれば出品者が下記の方法でキャンセルの手続を進めることができます。出品者がキャンセルする方法
出品者の都合でキャンセルする場合には、商品が購入された直後からキャンセル申請ができます。ちなみにパソコンを使った場合、取引画面からのキャンセル申請はできません。キャンセル申請をすると相手に「キャンセル申請が届いています。返答してください」というメッセージが届きます。同意する場合には、すぐにキャンセルとなりますが、もし同意しない場合には事務局に問い合わせることになります。24時間以内に返答しないと同意したと見なされてキャンセルされます。
ただ、いきなりキャンセルするのではなく、まずは購入者にメッセージを送ってみましょう。そのメッセージを見て慌てて支払いする購入者もいるからです。もし何の返答もないときには、キャンセルの手続をします。
キャンセルのペナルティはある?
取引をキャンセルした場合、評価が下がるなどのペナルティがあるか不安になると思いますが、メルカリの場合そういったことは基本的にはありません。ただし、互いにキャンセルに同意しているのが条件になるので、自分勝手な都合でのキャンセルの場合にはメルカリ事務局から警告がきたり、利用制限などをされる可能性もあります。このように、いざというときには取引のキャンセルが可能ですが、冒頭に書いたように取引には責任を持つのが基本です。いくらペナルティがないといっても、簡単にキャンセルできると考えるのは問題といえます。やはりお互いに気持ちよく取引ができるように、最低限のルールは守ってメルカリに参加していきましょう。