熱中症対策に!美味しい「塩飴」コレクション2017夏
今年も気温が上昇する時季になりました。すでに最高気温が30度を超えた地域もあることから、熱中症が心配になる方も多いと思います。当ガイドサイトでも、過去に熱中症予防の飲料やキャンディについて何本か記事を書きました。今回、どのような切り口で執筆しようかと考えましたが、当ガイドサイトはグルメチャネルに属していること、また、最近は国内・海外問わずいろいろな塩やそれらを使った塩飴が出回っていますので、『塩』にこだわってみることにしました。
塩飴コレクション2017夏
熱中症予防を謳っている品、塩味を味わう品など、塩飴にも多くのバリエーションがありますが、いろいろ取り混ぜて紹介しようと思います。
食卓塩飴(名糖産業)
食卓塩飴(名糖産業)
塩事業センター(かつての日本専売公社→日本たばこ産業から塩事業を継承)が販売している、誰もが知っている『食卓塩』を使った品です。
パッケージを食卓塩の瓶のイメージにしているところが面白いです。食卓塩も食塩同様、イオン膜濃縮法による塩だと思っていましたら、メキシコ産天日塩をベースに製造していました。
ちなみに、塩事業センターには『そるるんひめ』というキャラクターがいます。ファンには塩対応なのでしょうか。
塩チャージング+ミネラルキャンディ(佐久間製菓)
塩チャージング+ミネラルキャンディ(佐久間製菓)
『藻塩法』という製塩方法で作った藻塩を使った品です。
カルシウム・マグネシウム・カリウムも配合し、塩分だけでなくミネラルも補給できるようになっています。
個包装に特徴があり、気温が上がると水と塩分の補給サインが表示されるようになっています。
天鹽(あましお) とまと飴/塩あめ(天塩)
天鹽 とまと飴・塩あめ(天塩)
オーストラリア産天日塩を兵庫県赤穂市で加工した『天鹽(あましお)』を使用しています。
トマト味の塩飴は他社製品で見かけなかったので、ノーマルな塩飴と共に紹介します。北海道沼田町の露地栽培完熟トマト『なつのしゅん』から作ったトマトピューレを使用しています。リコピンも摂取できます。
ホッペの恋人 塩あめ(結城製菓)
ホッペの恋人 塩あめ(結城製菓)
新潟県新発田市の製菓メーカーの塩飴です。赤穂の塩の天日塩を使用しているとのことですが、どこのメーカーの塩なのかはわかりませんでした。
この菓子メーカー、赤穂の塩だけでなく、佐渡島の海洋深層水から作った塩、新潟県村上市の海岸景勝地『笹川流れ』の塩を使った塩飴など、塩飴のバリエーションがたくさんあります。
春日井の塩あめ(春日井製菓)
春日井の塩あめ(春日井製菓)
CMソングでおなじみの『伯方の塩』を使った塩飴です。伯方の塩はメキシコやオーストラリア産の天日塩田塩を日本の海水で溶解し、再結晶化させたものです。
隠し味に醤油を使っているので、ちょっとコクもある塩飴になっています。
小粒 伯方の塩あめ(岩佐製菓)
小粒 伯方の塩あめ(岩佐製菓)
こちらも伯方の塩を使った塩飴です。この品はダイソーで販売していたものです。ダイソーは以前ボリビアのウユニ塩湖の塩を使った塩飴を販売していたようですが、今回のリサーチでは見つかりませんでした。
前項で紹介した春日井の塩飴と比較すると小粒ですので、お子様に与えるのにはちょうどよいサイズかもしれません。
塩飴(シジシージャパン)
塩飴(シジシージャパン)
スーパーマーケットのボランタリーチェーン、CGCのプライベートブランド商品です。
沖縄県で製造している『シママース』という塩を使った塩飴です。この塩は、伯方の塩同様、メキシコ、オーストラリア産天日塩を沖縄の海水で溶解・再結晶化したものです。
白醤油も使っており、塩味と甘味だけではないので、飽きることなく楽しめます。
塩飴 ほんのり梅味(榮太樓總本舗)
塩飴 ほんのり梅味(榮太樓總本舗)
老舗和菓子メーカーの塩飴です。『ぬちまーす』は、海水のミストに温風を当て水分を蒸発させた塩です。和歌山県産の梅肉も入っているので、梅の風味も楽しめます。
ミネラル塩飴(ブルボン)
ミネラル塩飴(ブルボン)
石垣島産の自然海塩を使った塩飴です。カルシウム・マグネシウム・カリウムも入っています。グレープフルーツ果汁も使っているのため、果汁の酸味で塩味が緩和されています。
岩塩キャンデー(扇雀飴本舗)
岩塩キャンデー(扇雀飴本舗)
ベルヒテスガーデンはドイツ・バイエルン地方の町です、岩塩坑が観光スポットになっているそうです。
この飴で使っている塩は、岩塩をアルプスの湧水で溶解し再結晶化した再結晶岩塩を使っています。塩味だけでなく、辛味も感じられる飴です。
神戸市消防局 救塩隊(UHA味覚糖)
神戸市消防局 救塩隊(UHA味覚糖)
神戸市消防局とのコラボ商品です。神戸市消防局はMCC『消防隊カレー』や、フェリシモ『ペットボトルホルダー・神戸市消防局モデル活動服』など各社とコラボレーションを行っています。
消防局自体が熱中症予防について広報すれば、熱中症による救急車の出動回数を減らすことができますので、単純なコラボ商品ではなく、広報活動の一環としては至極妥当な商品といえます。
使用している塩はオーストラリアのデボラ塩湖の塩ですが、兵庫県産のレモン果汁やグルタミンも入っています。グルタミンは筋肉の分解抑制や免疫力向上などの効果があるそうです。
乳酸菌入りしおミルキー(不二家)
乳酸菌入りしおミルキー(不二家)
この商品からは、単に塩味だけでなく、他のフレーバーが入っていたり、熱中症予防以外の目的も加えられている塩飴を紹介します。
まずは誰もが知ってる不二家のミルキーですが、パッケージにはペコちゃんがミルキーの包み紙柄のハンカチで汗を拭っているイラストがあります。このイラストで、お子様も熱中症予防のためのミルキーだとわかることでしょう。
また、この品は宮古島の珊瑚で濾過された地下海水から作った『雪塩』を使っており、植物性乳酸菌も入っています。これも酸味を加えて塩味を緩和させているのだと思います。
とっておきの雪塩のど飴(ほしや製菓)
とっておきの雪塩のど飴(ほしや製菓)
この品も宮古島の雪塩を使用しています。ハーブエキス入りののど飴になっているので、高校野球の応援団やアメ横の魚屋のお兄ちゃんなど、暑い屋外で大声を出す人にはおすすめですね。
塩サイダー(UHA味覚糖)
塩サイダー(UHA味覚糖)
塩飴には珍しく、炭酸パウダーが入っており、シュワシュワするキャンディです。ビタミンA・C・Eも入っています。暑さでボーっとしたときの気分転換にはもって来いでしょう。
塩の花 焦がしミルクと塩チョコ(UHA味覚糖)
塩の花 焦がしミルクと塩チョコ(UHA味覚糖)
この品は熱中症予防よりも甘塩っぱさを楽しむための塩飴ですね。岩塩の産地であるロレーヌ地域圏とは、ドイツとの国境の地域です。『アルザス・ロレーヌ地方』というと、世界史の授業でおなじみの地域ですね。ドーテの短編小説『最後の授業』の舞台でもあります。
ミルクやチョコも使っていますので、塩分補給だけでなく、ちょっと疲れてきて甘いものが欲しいときに一粒口に放り込むには最適でしょう。
塩キャラメル(森永製菓)
塩キャラメル(森永製菓)
この品はフランス国旗の三色(トリコロール)を使ったパッケージや、フランスのロレーヌ岩塩を使っているので、前項『塩の花』同様、甘塩っぱさを楽しむ品だと思います。
キャラメルというと、登山時の非常用食料として持参することも多いと思います。夏山登山に持っていけば、熱中症予防と非常用食料を兼用することができますので、一石二鳥なキャラメルといえます。
備えあれば憂いなし!
以上、塩にこだわって塩飴を紹介いたしました。今回紹介した塩飴には、国内・海外のいろいろな塩が使われていますが、お気に入りの品が見つかればうれしく思います。熱中症は「まだ大丈夫」と思っていると、いつの間にか重症化しているといわれます。少しでも汗をかいたら、念のために一粒なめることをお勧めいたします。そして楽しい夏をお過ごしください!