年金事務所が混雑している!
現在、年金事務所が非常に混雑しています。日本年金機構では待ち時間を30分以内とするよう努力しているところですが、最近の混雑状況は残念ながら来訪者をさばき切れていないということのようです。場合によっては1時間以上待たなければならない場合もあるようです。年金事務所の年金相談というと、年金をもらい始める手続きや各種変更の手続き、年金額の確認など、年金を実際にもらっている人やまさにこれからもらう人がメインですが、年金記録の確認や制度の説明を求めたり、障害年金や遺族年金、未支給年金の手続きを行ったりと、現役世代の人も何かとお世話になる機会があったりします。
忙しい合間を縫って年金事務所を訪れても、待ち時間が長いとうんざりしてしまいますね。
年金事務所は予約ができる!
年金事務所行くときは予約の電話を!
また、予約をしていけば、年金事務所側でもある程度準備をして相談対応に当たりますので、手続きや疑問点の解消がスムーズにいくメリットもあります。
原則1か月前から前日までに電話で予約を取ることになっています。空いてさえいれば当日でも予約可能な場合もありますので、年金事務所に用事ができたら予約の電話を入れることをお勧めします。
ちなみに、予約はねんきんダイヤルでも、訪問先の年金事務所に直接でも大丈夫です。電話がつながりにくいときは双方に電話をしてみるとよいでしょう。電話は朝8:30から受け付けていますが、早い時間帯の方がつながりやすいようです。なるべく朝早くに電話をしてみるとよいでしょう。
日本年金機構ホームページより
どうしてそんなに混んでいるの?
年金事務所が混雑している理由はいくつか考えられますが、一番大きな要因は年金受給資格期間の短縮によるものでしょう。こちらの記事でもお伝えした通り、老齢年金をもらうためは25年かける必要があったところ、2017年8月からは10年でよいことになりました。これに伴い、これまで年金をもらっていなかった人のうち、10年以上の年金記録がある人について、事前の手続きを受け付けています。厚生労働省によると、該当者は全国で約64万人とのこと。年金事務所は全国に300か所あまりありますから、単純計算で1つの年金事務所あたり2,000人を超える該当者がいることになります。日本年金機構では混乱を避けるため事前の手続き書類を年代別に時期をずらして送付していますが、それでも多くの方が年金事務所の窓口を訪れているのでしょう。期間短縮による年金の手続きは、従来の手続きよりも確認事項が多く、時間がかかることも相まって、窓口が混雑してしまっていると思われます。
混雑はいつまで続くの?
期間短縮の事前手続きが終わるのは法律改正が行われる8月です。実際には通知は受け取っていたけど手続きをしていなかった人もいるでしょうから、完全に収束するのにはその後数か月はかかるでしょう。少なくともこの期間は混雑が続くと思われます。この混雑を避けるためには、なんといっても予約です。予約さえしておけば待ち時間も少なくて済み、対応もスムーズになります。ぜひ予約をして年金事務所を訪問してください。
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