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4月に注目したい!久しぶりに最高益を更新する5銘柄

トランプ大統領の政策実行力や、北朝鮮やシリアなどの地政学リスクなど、外部環境に不透明感が漂っています。こうした中では、決算の良かった銘柄を個別に注目する動きになりそうです。

和島 英樹

執筆者:和島 英樹

株式投資ガイド

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経営力が筋肉質になっている企業に注目を

4月下旬から17年3月期決算発表が本格化します。市場では「好業績銘柄を選別物色する動きになる」との見方が多くあります。トランプ大統領の政策実行力や、北朝鮮やシリアなどの地政学リスクなど、外部環境に不透明感が漂っています。こうした中では、決算の良かった銘柄を個別に注目する動きになりそうです。こうした時には連続最高益更新企業に関心が向かいます。一方、苦労を乗り越えて、久々に最高利益を更新する企業もあります。打たれて強くなったこれらの企業は、経営力が筋肉質になっている可能性があります。

好決算で注目の銘柄を紹介

好決算で注目の銘柄を紹介



そこで今回は久々に最高益を更新、またはしそうな5銘柄を取り上げてみました。

●日成ビルド工業<1916>
プレハブ建築、立体駐車場の総合大手メーカーです。17年3月期の純利益が、1991年8月期以来、26期ぶりの最高益となったもようです。建物を構成する部材を標準化することにより、短工期、低価格を実現するシステム建築に強みがあります。駐車場はタイやマレーシアでも展開しています。18年3月期も買収した企業の利益上乗せなどで続伸が濃厚です。

●鹿島<1812>
大手ゼネコン(総合建設)の一角。インフラ整備や再開発で受注が順調に積み上がっています。17年3月期に、1992年以来25年ぶりの営業愛好益更新となったもようです。前期は2回業績を上方修正となりました。いわゆるバブル期の利益を超えたことになります。東京オリンピックをにらんだ再開発事業などで、18年3月期も増益になる公算が大きそうです。

●立川ブラインド工業<7989>
ブラインドと間仕切りのトップメーカーです。短納期の受注生産に強みがあります。17年12月期の当期純利益は前期比12%増の19億5000万円で、1988年の最高益18億円を28年ぶりに上回る見通しです。営業利益の記録には届きませんが、高機能商品の拡大などが寄与します。

●平田機工<6258>
生産設備エンジニアリング会社です。17年3月期は07年以来、10年ぶりに営業利益が過去最高になったもようです。有機EL(エレクトロルミネッセンス)や電気自動車(EV)メーカー向けの設備が想定以上だったようです。現在、引き合いの強いビジネスで、18年3月期も連続最高益が見込まれます。工場の増設も進むようです。

●伊藤園<2593>
「お~い、お茶」で有名な茶葉製品・緑茶飲料の最大手です。傘下にタリーズコーヒーがあります。17年4月期の純利益が、07年4月期以来10期ぶりに最高になる見通しです。18年4月期は神戸新工場の稼動で、西日本地域を強化。営業利益の最高益も有望となりそうです。夏が暑いと業績が伸びる「猛暑関連株」の一角です。

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