イザというときも貯金300万円があれば安心
人生はいつでも順風満帆というわけにはいきません。病気やケガで働けなくなったり、会社からリストラにあい収入が途絶えたりする可能性もあります。そんなとき、貯蓄があるかどうかで心に余裕ができるかどうかが違ってきます。300万円くらい貯蓄があれば、1年働けなくても安心ですね。そこで、300万円を貯めるための具体例をみていきましょう。【関連記事をチェック!】
月収の1年分の貯蓄を目指す!300万円貯めるためのコツ
5年間で300万円を目標に計画してみよう
心に余裕がもてる貯金額として300万円を目指したいところですが、何年間で300万円を貯めるのかによって金額は大きく違います。例えば、ボーナスをあてにせずに毎月の収入から貯める場合。毎月5万円を5年間コンスタントに貯めることができれば、5万円×12カ月=60万円、60万円×5年間=300万円貯まります。
一方でボーナスを併用する場合。例えば、毎月2.5万円とボーナスで年間30万円を5年間貯めることができれば、2.5万円×12カ月=30万円、ボーナスで30万円、60万円×5年間=300万円貯まります。
まずは、どれくらいの期間で300万円を貯め、そのためには毎月いくらの貯蓄が必要なのか、貯蓄の計画を考えることが大切です。
今まで多くの方のマネー相談にのってきましたが、はりきりすぎて毎月の貯蓄額を多くしてしまうと、続かないケースがほとんど。ですから、最初は毎月の貯蓄額は最高でも5万円以内に抑えるとよいでしょう。
財形貯蓄、自動積立定期預金を活用して仕組み化する!
毎月貯蓄するべき金額が決まったら、貯蓄の方法を考えます。最初は「がんばって貯蓄するぞ!」と思っていても、なかなかモチベーションを維持するのは難しいものです。そこで、実践したいのが、貯蓄が自動的にできる仕組みを整えること。会社に財形貯蓄の制度がある方は、給与から天引きで貯蓄することができるので毎月自動的に貯蓄ができますが、会社に財形制度がないという方にオススメなのが、銀行の「自動積立定期預金」のサービス。自動積立定期預金は普通預金口座から毎月決まった額を定期預金に振り替えするサービスのこと。ボーナスが出る月には増額するなど、増額月の設定もできます。
お給料が振り込まれる銀行にこのサービスがあるか確認してみましょう。一般の銀行では、メジャーなサービスなのでほとんどの銀行で実施しているはずです。お給料が振り込まれる銀行で積立日を給与日に設定しておけば、無理なく貯めていくことができます。
もし、金利を意識するならネット銀行がオススメです。現在、大手都市銀行の定期預金の金利は、2020年4月に引き下げになり、1年定期(預け入れ金額300万円未満)で0.002%です。一方、ネット銀行では0.01~0.3%と高めに設定されています。
ただし、ネット銀行にはこのサービスを実施しているところが少なく、ソニー銀行は自動積立定期預金サービスを実施している数少ないネット銀行のひとつです。
ネット銀行を活用して効率よく貯める!
例えば、ソニー銀行の自動積立定期預金を活用する場合、金利は0.02%と大手都市銀行の金利の10倍です。とはいえ、お給料の振り込み口座が店舗をもつ一般の銀行に指定されている人も少なくないことでしょう。そうなると、毎月お給料日にソニー銀行の口座に送金する作業をするとなると面倒になりますよね。
そこで活用したいのが「おまかせ入金サービス」。これは、毎月指定した金額を各金融機関からソニー銀行の口座へ無料で自動的に送金してくれるサービスです。
大手都市銀行、地方銀行、ゆうちょ銀行などで利用できるので、多くの人が利用できるサービスでしょう。
また、500円から外貨預金積立や1000円から投資信託積立も利用できるので、毎月定期積立金額にプラスして、数千円でも投資の積立もスタートさせてみると、お金が増えるスピードがアップするかもしれませんね。
こうした便利なサービスをフル活用して確実にお金を貯めていきましょう。
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