介護

図で解説!日常生活・総合支援事業の手続き方法

2017年4月より、すべての市町村で開始された「介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)」。総合事業は従来の介護保険と、手続きの流れが異なります。今回は、全体の流れと手続き方法について解説します。

横井 孝治

執筆者:横井 孝治

介護・販促プロモーションガイド

介護保険と利用手続きが異なる「日常生活・総合支援事業」

介護をする女性

総合事業は2015年4月から段階的に導入が行われ、2017年4月からすべての市区町村で提供が始まりました

介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)」とは、従来の要介護認定で「要支援1~2」だけでなく、「非該当(自立)」と認定された人や、要介護認定自体を受けていない人でも、65歳以上で生活機能の低下が見られる認められた場合に利用することができる、市町村の独自色が強い事業のこと。

総合事業を利用する場合、従来の介護保険を利用する場合と手続きの流れが大きく異なります。総合事業の手続き方法とその流れについて、詳しく解説します。

図で解説! 従来と新しい介護制度の手続きの流れの違い

まずは、介護保険を含む全体の流れを見てみましょう。従来の手続きの流れは、下の図のような感じです。

2017年3月までのサービス利用の流れ

2017年3月までのサービス利用の流れ



そして下記が、2017年4月から全国すべての自治体で始まった総合事業を含む、全体の流れです。窓口相談後の「チェックリスト」は25の質問事項で構成されています。詳しく知りたい方は、「総合事業の「基本チェックリスト」とは?」をご参照ください。また、介護予防・生活支援サービス事業に含まれる訪問型サービスや通所型サービスの詳しい内容や料金については、「新しい介護事業「訪問型サービス」の利用条件・料金」「新しい介護事業「通所型サービス」の利用条件・料金」に詳述してありますので、よろしければご覧ください。

2017年4月からのサービス利用の流れ

2017年4月からのサービス利用の流れ

 

まずは、お近くの「地域包括支援センター」へ

総合事業を利用するためには、まず地域包括支援センターに行って相談

総合事業を利用するためには、まず地域包括支援センターに行って相談

総合事業を利用するためには、まず地域包括支援センターに行って相談することが必要です。

お近くの地域包括支援センターについては、お住まいの市区町村のWebサイトを見たり、窓口に電話するなどして調べましょう。「e-65.net」の「認知症 地域支援マップ」で、「住所から探す」の欄からお住まいの市区町村と「地域包括支援センター」を選んでも、簡単に探すことができます。

総合事業の利用手続きの流れと方法

総合事業についての細かな流れは下の図の通り。
 
日常生活・総合支援事業(総合事業)利用の流れ

日常生活・総合支援事業(総合事業)利用の流れ


総合事業はステップ1~10に分かれており、相談の後、「基本チェックリスト」によって「生活機能の低下が見られる」となった場合、総合事業を利用できるようになります。
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで介護用品をチェック!楽天市場で介護用品をチェック!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます