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子供を歯磨き嫌いにしない方法!何歳からどう始める?

赤ちゃんの小さな口に、少し見えた白い前歯。可愛いですね。そして歯が生え始めると気になるのが歯磨きです。いったいいつから、どのように教えればよいのでしょうか?いきなり歯ブラシを使って磨くのではなく、歯が生える前から準備をしておく事でスムーズに歯磨きを始められます。

田宮 由美

執筆者:田宮 由美

子育てガイド

幼い頃の1人磨きが、今後の歯磨き習慣の定着に影響を与える

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赤ちゃんの歯は、下の前歯から生え始めます。歯が生えてくると同時に、虫歯になる可能性もでてくるのです

子どもの虫歯は30年前に比べ、約半数に減少してきています。その背景には歯磨き習慣への意識の高まりの他に、フッ素ハミガキやフッ素塗布の普及、また歯科医の増加などがあげられます。

また虫歯になる子供の数は、12歳を過ぎた頃より増加の傾向にあり、1人磨きをしていない子は、歯磨きを嫌う割合が高いという調査結果もあります(2017年2月クリニカ オーラルケアセミナー資料より)。

このことからも、幼い頃の1人磨きが、将来の歯磨き習慣の定着に大きな影響を与えていると言えるでしょう。


歯磨きは、いつ頃から、どのように始めればいいの?

歯磨きはいつ頃からどう始める?

歯磨きはいつ頃からどう始める?

では、歯磨きは、いつ頃から始め、どのように教えればよいのでしょうか? 生後6ヵ月頃になると、かわいい前歯が生え始めます。一般的には下の前歯から生え、個人差はありますが、1歳前後で前歯の上下4本が揃ってきます。そして歯が生え始めると同時に虫歯になる可能性も出てくるのです。

赤ちゃんの乳歯はやがて生え変わりますが、乳歯に虫歯が多いと、永久歯も虫歯になる可能性が高くなります。また乳児の歯は、エナメル質が薄く、虫歯になると進行が速いので、歯磨きは早い時期から習慣化しましょう。

ですが、歯が生え始めた時、いきなりの歯磨きは、赤ちゃんが歯ブラシを嫌がったりし、なかなか進まない場合があります。そこで歯磨きにスムーズに繋がる4つのステップをお伝えします。

歯磨きへスムーズに繋げる4つのステップ
ステップ1 口の周りを触るスキンシップを行なう

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歯磨きは、歯ブラシを持ち、口の中に入れる等、練習をしてから始める事で、スムーズに習慣化へと繋げやすくなります

歯が生え始めるまでは、赤ちゃんのほっぺたやお口の周りをママの手で撫ぜたり、衛生的な指で、唇や歯茎のあたりを軽くタッチしたりと、スキンシップを取りながら、口の周りを触られることに慣れさせていきましょう。

ステップ2 ガーゼで口の中を拭う

前歯が生え始める6ヵ月頃は、ママの人差し指にガーゼを巻き付け、口中をふいていきます。前歯の他に頬っぺたの裏や歯茎など拭っていくように優しくふいてあげましょう。

ステップ3 歯ブラシを持って口の中に入れる習慣をつける

8ヵ月くらいから、座らせて「歯ブラシを持たせ、口の中に入れる習慣をつけていきます。

この時、歯磨きの歌をママが歌いながら、歯ブラシを口の中に入れてあげると、その歌を聞くことで、自分から歯ブラシを持ち歯磨きのポーズをする赤ちゃんも多いでしょう。

ステップ4 一人で歯磨きに挑戦する

1歳頃になると、前歯が上下4本生えそろってきます。この頃になりますと、歯ブラシを持たせ、自分で磨く練習に入りましょう。ただし歯ブラシで喉をついたり、持ったまま転倒したりすると事故の原因になりますので、充分注意することを心がけてください。


歯ブラシ・歯磨き粉の選び方ポイント

歯ブラシは次のポイントに気を付け、選ぶとよいでしょう。
1、ヘッドの小さいもの
2、毛が柔らかく、密集しているもの
3、ハンドルが手のひらの大きさにあった持ちやすいもの
4、安全性の高いもの


歯磨き粉は幼児用の泡立ちの少ないジェル状のもので、虫歯予防になるフッ素が配合されたものがよいでしょう。ただし歯磨き粉を使い始めるのは、ブクブクうがいができる1歳から1歳半くらいを目安としてください。


仕上げ磨きのポイント

乳幼児の歯磨きは、最後に必ず親が仕上げ磨きをしてあげましょう。ママのお膝の上に仰向けに寝させ、歯を磨いてあげる事は親子のスキンシップを深めることにもなり、とてもいいですね。

特に虫歯になりやすい以下のポイントは、チェックし念入りに磨いてあげましょう。
1、上の前歯の裏側と外側
2、奥歯のかみ合わせ
3、歯と歯の隙間



歯磨きを通してスキンシップを深め、1人磨きへと繋げていく

健康な歯でしっかり咀嚼して食べることは、これからの生きていく土台となります。親は歯の衛生だけでなく、赤ちゃんの歯磨きを通して、親子のスキンシップを深めると同時に、これから一生続く歯磨きの習慣づけと重要性を子どもに伝えていきたいですね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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