大人の余裕を持つために捨てるべき3つのこと
大人の余裕を持つために捨てるべき3つのこと
これまでも、「年を重ねるほど輝くアラフォー女性になる秘訣」などでお伝えしてきました。30代からのほうが、若いころよりいい恋をしてきたと自負する筆者から、今回は「大人の女」だからこそ、捨てたいものを3つお伝えしたいと思います。
1.若さへの「嫉妬」
若さを目の当たりにすると嫉妬が起こるのも仕方ないこと。でも、嫉妬を持ち続けたり、説教してみたり、自分のエネルギーをマイナスのために利用するのはもったいないことです
もちろん見た目が若いに越したことはないので、心身の健康と美を意識したいもの。
職場に若い女性が多くて居心地が悪いなら、プライベートで自分が「心地よい」と感じる相手(人)、場所を見つけ、心地よく過ごす時間を作りましょう。共通の話題で話せる仲間がいると、年齢を気にせず盛り上がれるはずです。
2.他人への「批判」
本当に、自分を癒せるのは、自分自身。メイクの前後や、ムダ毛の処理以外に、自分の肌に触れてあげたことはありますか?
仕事柄、お年を召された役者さんにインタビューすることがありますが、大御所俳優さんも、新たな現場に入るたびに、そこでまた新たな場づくり、役作りをし、新たな発見をしておられるのを聞き、人生、死ぬまで勉強だなと思い知るのです。
以前インタビューした女優・江波杏子さんもそうでした。学び、発見し、アイデアを出し、自分を更新し続けていて、輝きを放ちキラキラしていらっしゃいました。なおかつ、すべての俳優やスタッフ、物語ごと包み込む大人の女の包容力を感じました。
学び続ける人は「謙虚さ」を失わないので、簡単に人を批判したり、否定したりしません。若い人や異なる考えを認めるゆとりがあるのです。
また、つい否定や批判をしてしまうのは、心の奥底に「思うように人に認められていない」という不満があるのかもしれません。筆者にも身に覚えがありますが、自分に不満があったり、人から認めてもらえていないとき、人は周囲を批判するものです。
そういうときに大切なのは「自分を大切に扱うこと」。
寂しさを紛らわすために人と会うのではなく、自分を休ませてあげることです。少し早めに寝る用意をして、自分のからだに「ありがとう」と伝え、好きな香りのクリームやアロマをつけて、撫でたり手当てをしたりしてあげてください。
そして、自分の「我慢」をひとつ止めてみるのもいいでしょう。「我慢」や「がんばり」が増える度、人に厳しくなるものです。
また、自分を受け入れてくれる場(人)を見つけましょう。そして、しんどくなったら受け止めて(褒めて)もらいに行きましょう。知らない土地で、人からやさしさを受け取るのもいいでしょう。
人にやさしくしてもらえたら、また人にやさしくできるようになるものです。そのためには、普段から、自分の愛を、少しずつ人に配っておくことができると理想的な循環ができます。
3.他人が作ったルール
人の価値観、テレビの情報にいつまでも振り回されないで。三十路に入ると、これまでの自分のルールを見直してみたほうが生きやすくなります
要りますか? ゆとり。
本当にありますか? 余裕。
この記事で、こういうと元も子もないのですが、見せかけの「ゆとり」って、なんだか不恰好な気がするのです。
例えば、恋をすれば、年齢に関係なく心は乱れます。だから「恋」なのです。「大人の恋」はスマートに……なんて、誰が作ったルールでしょうか。
「本当は、会いたかったの」
「やっぱり彼氏は欲しいわよ」
なんて、さらっと言える「素直さ」と「勇気」が持てる女性のほうが、「ゆとり」を感じませんか? 素直に「かっこ悪い自分」を受け入れる大人の女性のほうが、かわいいとは思いませんか?
ゆとりある大人の女って「懐の深い女性」でもありますよね。でも、それは恋愛感情を抱いていない場合にできること。本当に好きな人のことなら、嫉妬もしますし自信喪失するものです。
それを、相手にどうぶつけるか。
ここが問題です。取り乱さないのは確かに理想的。でも、その思いを伝えないのは「大人のふり」であり、いずれ「都合のいい女」になってしまいます。思ったことは伝えましょう。
ただし、過去の記事『「話し方」を変えれば恋はもっと長続きする』などでも書いていますが「アイメッセージ」がポイント。「あなたは◯◯してくれない」ではなく、「私は◯◯と感じる」という視点で話し、「ごめんなさい」と「ありがとう」を伝えられることが重要です。
男はときに「大人の女(都合のいい女)」「大人の恋」を求めます。割り切った関係がラクなら、それでもいいのです。でも、それが本当の意味で、心を満たしてくれるわけじゃないことも、歳を重ねてわかるはず。
恋愛に限らず「人との関係性を育む」には、待つ時間、育てる時間が必要です。そして、相手とも自分とも向き合うという「面倒なこと」を避けては通れません。「さらっとスマートに」なんて不可能なこと。
誰かが決めた「大人のルール」や「価値観」に疑問を持ち、自分がどう思うのか、どう感じるのかを大切に。
本当に包容力のある大人の女になるなら、異なる意見、価値観を、一度は柔軟に受け止めてみる。そして、簡単にジャッジせずに時間をかけて相手を見つめてみる。そんな「自分の価値基準」を持つことが大切なのではないでしょうか。
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