人を愛する力を持っている?
「人を愛する力」こそ、恋愛には重要!
恋愛をする上で大切な能力があるとすれば、それは「人を愛する力」です。恋愛をする前には、人を愛せる自分でいる必要があります。あなたは人を愛する準備ができていますか?
人を愛せるようになるために、まず大事なことは、「自分を愛せるようになること」です。
まずは自分の中に愛が足りないと、人を愛するどころか、人に愛を求めるようになるのです。そうすると、相手の負担になり、愛情関係が育ちにくいことも多いでしょう。
自分を愛せるようになるためにもできていた方がいいことは、「自分を認められるようになること」です。
でも、多くの人が自分を認めようとする行為で、むしろ認められなくなってしまうという負のスパイラルに陥っています。それはなぜなのでしょうか?
自分を認められない人の多くは、まずは人から認められようとします。他人の評価によって自己肯定感を高めることで、自分も自分を認められるようになると考えるのです。
でも、そうすると、「今の自分のままでは評価されない」と思って、人前にいるときだけいい人になろうとする人も出てきます。
その結果、“人に見せている自分”と“本当の自分”にギャップが生まれ、ますます自分を認められなくなってしまうのです。そんなとき、「“本当の自分”なんて、誰も分かってくれない」という空虚感を抱くようにもなるでしょう。
人にばかり認められようとする行為は、結果的に自分を認められなくなり、さらに自分を愛せなくなってしまう恐れがあります。
なぜなら、人からの評価というのは、自分でコントロールできるものではなく、不安定なものです。だからこそ、その人に嫌われないように、必要以上に気を遣いすぎたり、いい人を演じたりしてしまうと、自分らしさをどんどん失ってしまい、ますます自分を認められなくなってしまう結果になりやすいからです。
また、多くの人にとって、自分を認めてほしい相手というのは、自分の身近にいる相手であり、それはパートナーだったりします。
自分で自分を認められない人にとって、自分を認めてくれるパートナーを失うことは一大事です。だから、失う恐怖心から相手を束縛したり、コントロールしたりする人も出てくるでしょう。でも、そうしてしまうと、パートナーは一緒にいるのが辛くなって、別れを切り出す可能性は高まります。
その結果、自分を認めてくれていた人が目の前からいなくなり、自己肯定感も同時に失われてしまうといった、残念な事態に陥ることがあるのです。
だから、自分のためにも、大切な人のためにも、「自分を認める」ことは、人に委ねるのではなく、自分自身でできるようになった方がいいのです。
では、どのようにしたら、人は自分のことを認められるようになるのでしょうか?次のページで紹介します。