日本の祭り

2017年に行きたい「山・鉾・屋台行事」年間カレンダー(4ページ目)

2016年11月(現地時間)にユネスコ無形文化遺産登録がなされた33の「山・鉾・屋台行事」。それぞれの2017年の日程と、祭りのおすすめポイントをご紹介します。

山本 哲也

執筆者:山本 哲也

日本の祭りガイド



京都祇園祭

7月1日~31日京都府京都市

京都祇園祭undefined山鉾巡行

京都祇園祭 山鉾巡行


他のすべての「山・鉾・屋台行事」に影響を与えたといってもいい、歴史ある祭り。

神事や関連行事は1ヶ月にわたって続くが、一般の人が見ることができる代表的行事が、宵山・山鉾巡行と、神輿が出る17日の神幸祭・24日の還幸祭。
2014年からは7月24日の「後祭(あとまつり)」が復活し、山鉾巡行が17日の「前祭(さきまつり)」と24日の「後祭」と2回に分けて行われる。宵山はそれぞれの前3日間。

博多祇園山笠

7月1日~15日福岡県福岡市
締込みに水法被姿の男たちが約1トンの山笠を舁いて、大量の水を浴びながら町を駆ける。町には実際には舁かない「飾り山」も飾られる。

他の多くの「山・鉾・屋台」が車輪をつけて綱などで曳いて動かすのに対し、ここの「舁き山」はかつての京都祇園祭の「山」のように車輪がなく、人力で担ぎ上げて動かす。

佐原の大祭夏祭り

7月14日~16日、千葉県香取市
江戸時代水運で栄えただけに、豪華な山車が揃っている。祭り当日、10台の山車が曳きまわされる。「山車乱曳き」「佐原囃子と手踊りの披露」や、勇壮な曲曳き「のの字廻し」が見どころ。

7月10日以降の金曜~日曜日に行われる。10月に開催される秋祭りとは主催神社や開催地区が異なる。

土崎神明社祭

7月20日~21日秋田県秋田市
通称「土崎港曳山まつり」「みなとまつり」。武者の合戦や、歴史故事にちなんだ巨大人形を各町が毎年作り替える。

戸畑祇園大山笠

7月21日~23日福岡県北九州市
昼は幟山、夜は提灯大笠山と、同じ曳き山が全く違う表情を見せるところが見どころ。中日に行われる「大山笠競演会」がこの祭りのクライマックス。

毎年7月第4週金~日曜日に開催予定。

尾張津島天王祭

7月22日~23日愛知県津島市・愛西市
宵祭は、船屋台に500個余りの提灯が夜空に映える。翌朝の朝祭では、鉾持10人が川に飛び込み神社まで駈ける場面が見どころ。
毎年7月第4土曜日と翌日曜日に開催予定。

尾張津島天王祭undefined宵祭undefined写真提供:(一社)愛知県観光協会

尾張津島天王祭 宵祭 写真提供:(一社)愛知県観光協会


日田祇園祭

7月22日~23日大分県日田市
高さ10mにもなる豪華な山鉾が、祇園囃子を奏でながら市内を巡行。

毎年7月20日過ぎの土・日曜日に開催予定。

烏山の山あげ

7月28日~30日栃木県那須烏山市
幅7m、高さ10m以上、奥行き100mの山に仮設舞台を備え、歌舞伎や神楽などを奉納する。日に6回も舞台の解体と移動を繰り返すので、舞台そのものと併せて屋台から舞台への設営・解体の様子も見どころである。

毎年7月第四金曜日~日曜日に開催予定。

烏山の山あげ

烏山の山あげ 写真提供:(公社)栃木県観光物産協会



八戸三社大祭

7月31日~8月4日青森県八戸市
神話や伝説を題材として飾り付けられた華麗なな山車が27台、市内を行き交う。

中日(なかび・8月2日)の山車合同運行が最高潮に。昼も夜も見逃せない。

次からは8月のお祭り。
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