背面式は3輪タイプか4輪タイプか
背面式は大きくわけると、一般的な4輪タイプと、ここ10年で人気が定着した3輪タイプがあります。どちらも先述のように、ハンドルからホイールまで1本のフレームでつながっているため、軽い力でスイスイと操作できるのが特徴です。特に3輪については、2か所のハンドルの力が先端の1か所に集まるため、4輪よりさらに操作しやすく感じられます。ホイールに、自転車で使うようなエアタイヤを使用している場合、細かい振動を拾わないため、乗っている赤ちゃんはもちろん、押しているママ・パパもゆったりした押し心地が楽しめると、大人気になっています。
3輪タイプのイメージ
ただし3輪タイプの多くは本体が重く、ほとんどが9kg台なので、日常のどんなシーンでの使用が想定されるか、実物を触ったうえでしっかりシミュレーションしたほうがいいですね。
こんな人におススメ!
→背面式は、快適な押し心地を楽しみたい人にぴったり。さらに赤ちゃんもママもゆったりした気分を味わいたいなら3輪モデル(特にエアタイヤ)、小回りが利かせられ、コンパクトに収納したいなら4輪モデル
ベビーカー選び ポイントその4
7か月から使えるB型ベビーカーという選択肢
ここまでご紹介してきたのは、主に生後1~3か月と早いうちから使えるベビーカーで、従来の概念ではA型と呼ばれるベビーカー。そして生後7か月から使えるベビーカーがB型と呼ばれています。B型ベビーカーのイメージ
A型とB型の大きな違いは、リクライニング角度の深さ。A型は、まだ首や腰の据わっていない赤ちゃんをベビーカーに乗せられるよう、フルフラットに近いリクライニングができる必要があります。一方、B型ベビーカーは、きちんとお座りできる赤ちゃんが乗ることを想定しているため、リクライニングはだいたい130度前後までできればいいことになっています。
B型のメリットは、重さが3kg台中心と非常に軽いこと! さらに機能がシンプルなので、価格もかなり抑えられます。赤ちゃんが歩き始めると、ベビーカーがお荷物になる場合もあるので、軽くてコンパクトなB型が重宝します。そのためA型を購入した人が、セカンドベビーカーとしてB型を購入する場合もありますが、6か月まで抱っこひもで乗り切って、7か月からB型を使うという選択肢もあります。
こんな人におススメ!
→7か月からの使用を重視したい人、軽さと価格にこだわりたい人に
以上、ベビーカーの選び方についてイメージしていただけたでしょうか。この基本を踏まえ、具体的な製品を見ながら、ライフスタイルに合ったベビーカーを探してみてください。