イギリス/ロンドンの観光情報

ロンドン流の正月祝いがすごい!ニューイヤーパレード

ロンドン元日の風物詩、London’s New Year’s Day Parade(ロンドンズ・ニューイヤーズ・デイ・パレード)観覧者の数は約50万人に上り、その様子は英国のTV番組で生中継もされます。新年に行われるパレードの規模としては世界一で、1月に旅行へ訪れたらぜひ鑑賞したいイベントです。2018年観光での注意点や楽しみ方を紹介します。

川合 亮平

執筆者:川合 亮平

イギリスガイド

ロンドン元日の注目イベント! ニューイヤーパレード

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ミス・グレートブリテンのパレード

ロンドンで、カウントダウン花火を楽しんだ後は、息つく暇もなく、毎年恒例元日の注目イベントに参加してはいかがでしょうか? London’s New Year’s Day Parade(ロンドンズ・ニューイヤーズ・デイ・パレード)です。数時間前まで、カウントダウンムード一色で、花火観覧エリアのバリケードがあったロンドンの中心部、一夜明けると、パレード用のレイアウトが見事に出来上がっていたのにガイドは驚きました。
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パレードの開始を待つ観衆

どんなパレード? 開催場所や時間、料金など

ダンス、アクロバット、ブラスバンド、チアリーディング、クラシック・カー、などなど、その年のテーマに合わせて、コンテンポラリーで派手なパレードが行われます。観賞は無料。ルート上ならどこで観賞してもOKです。
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パレードのマスコットのバルーン

参加パフォーマーは、国籍も様々の老若男女総勢8000名以上。
観覧者の数は約50万人に上り、その様子は英国のTV番組で生中継もされます。新年に行われるパレードの規模としては世界一です。
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TV中継中です

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子ども達も沢山参加しています

開催日は1月1日、開催時間は 正午~3時半です。パレードのルートは、出発点の地下鉄グリーン・パーク駅からピカデリーサーカス、リージェント・ストリート、トラファルガースクエアを通って、終着点はパーラメント・スクエア(ウェストミンスター駅)です。距離は約3キロ。ガイドが少し早足で全ルートを歩いたところ、出発点から終着点まで30分程でした。
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アメリカから参加したブラスバンド

このパレードはいくつかの特徴があるのですが、1つめはロンドンのチャリティー団体が数多く参加していること。チャリティー団体は参加して注目を集める事で寄付を募るわけですね。チャリティーの文化が社会に根付いている英国らしい文化だと思います。
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ロンドンには様々なチャリティー団体があります

2つ目は、ロンドンの32の”区”を代表した団体のエントリーを推奨しており、毎年、どの区のパレードが一番良かったかコンペティションが行われます。地元の区の誇りをかけて真剣なパフォーマンスが繰り広げられます。
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”区”代表のパレードには特に地元の子ども達が沢山参加しています

3つ目は、アメリカの学校からの参加が多いこと。これは、BBC Londonが、イギリスの学生がアメリカに音楽留学してブラスバンドに参加できる制度を毎年実施している関係です。つまり、このパレードは英国とアメリカの友好関係にも一役買っているのです。
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アメリカの高校から参加したブラスバンドのパフォーマンス

4つ目は、ルート上の10つ程のポイントにコメンテーターがおり、マイクをもってそれぞれ実況中継を行っています。パフォーマーに突撃インタビューをしたり、ジョークで観客を盛り上げたり。彼らはイギリスのTVやラジオに出演しているいわゆる”有名人”。このポイントで観賞をすると、さながらTVを観ているように、コメントを聞きながら観賞できるのでおすすめですよ。
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パレードの実況中継するコメンテーター

2018年 London’s New Year’s Day Paradeサイト

2017年のパレードに行ってきた

ロンドン・ニューイヤーズ・デイ・パレードは2017年で31回目を迎えました。2017年のテーマは、 ‘Lights, Camera, Action(ライト、カメラ、アクション)’、シンプルに書くと“映画・TV番組”がテーマということですね。
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ゴーストバスターズをテーマ曲を演奏するブラスバンドに同行する謎のマスコット

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ジュラシックパークをモチーフにしたパフォーマー 

今年は気温も低く、途中からは雨が降ってきました。にも関わらず雨に濡れながら3キロ強のルートを練り歩かなければならないパフォーマー(特に子ども達)にガイドは気の毒になりました。

しかし、参加者当事者にしてみると、大勢の観衆の注目を集めて応援してもらえる感覚は日常で味わえるものではないので、それほど苦にはならなかったのかもしれませんが。
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オズの魔法使いのパフォーマー

イギリスの冬の天候は変わりやすく、気温も低いので、観賞の際は防寒をしっかりされることをおすすめします。また、3キロ強のルートで、スタート地点、ゴール地点、ピカデリーサーカスそしてレスタースクエアなどの主要駅ポイントは特に混雑しますが、ルートの途中では比較的空いているポイントもあるので、混雑ポイントを外すと比較的良い場所で楽しめると思います。
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馬やロバの参加も目立ちました

パレードというのは独特の華やかな雰囲気があります。元気よく練り歩くパフォーマーを観ていると無条件で笑顔になるようなハッピーな気持ちになりました。また、観衆とのやり取りを積極的にするパフォーマーも少なくなく、観衆も”一緒に参加している”感覚が味わえて素晴らしいな、と思いました。新年の訪れを祝う元旦のイベントとしてはピッタリだと思います。おすすめです。
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パフォーマーからプレゼントを配られて大喜びの子ども達



※取材協力:VisitLondon.com

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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