子どもの素朴な疑問は、発見と驚きに満ちている

子どもと図鑑

子どもの好奇心をうまく育てるにはコツがあるのです

「あれ何?これは何?」「なぜこうなるの?」「どうして○○は△△なの?」矢継ぎ早に疑問を繰り出す、なぜなにどうして君。2歳~3歳のイヤイヤ期が一段落したかと思ったら、言葉も達者になってきた子どもが繰り出す疑問の数々。

子どもにとって世界は疑問と驚きに満ちていて、この時期から親は、世界と子どもの橋渡しの役目を担い始めます。だけど、子どもの素朴な疑問は大人が普段考えないようなことだったりして、ハッとさせられることもしばしば。「こんなところに目をつけるなんて、大物になるかも!」と、我が子の将来に期待が膨らみます。

ただ、これがずーっと続くと、正直ウザい。「今忙しいから自分でググってくれる?」と言いたくなります。また「これは何?」「テントウムシよ」なんて楽勝のものから、子どもの質問は「どうしてテントウムシっていう名前なの?」「どうして模様がついてるの?」などという専門的なものに発展していき、しまいには「虫に心はあるの?」「死んだら命はどうなるの?」などといった哲学的な境地に至ってしまうこともしばしば。

キラキラと澄んだ目をした我が子から発せられるのは、あまたの哲学者が人生を賭して挑んだ難問。なんとかして答えてあげたいものですが、頭を抱えてしまいますよね。
 

まじめな親ほど悩む…… そして、面倒くさくなる

親として、大人として、人生の先輩として、子どもの疑問にはなるべく答えてあげたいもの。そんな時、まじめな親ほど、まじめに答えようとして、ドツボにはまってしまうようです。どうやって答えてあげればいいのかを考えているうちに、子どもの興味は別のものへと移り、親だけが取り残されてしまうことも。そういうことを繰り返すうちに、子どもからの質問を受けるのが、面倒くさくなってしまいます。

子どもの、その時々の理解力に応じた説明をするというのは、とても難しいものです。あわててググった付け焼き刃の知識ならなおさら。なので、「正しい回答」を返すことは、いっそあきらめてしまいましょう。

子どもは、「正確さ」を求めているわけでも、「詳しい内容」を知りたがっているわけでもなく、親からのなんらかの「反応」を期待しているのではないでしょうか。

「難しい質問だね!」
「どうして、そんな疑問を持ったの?」

答えに詰まる質問には、まずはこれらの反応を返しましょう。そこから見えてくる子どもの世界は、きっとワクワクに満ちています。
 

まずは、子どもの話を聞いてみよう

「どうしてクモは、自分が作った巣に引っかからないの?」とか「おならはどうしてくさいの?」といった、知識に関する質問については、まずは、子どもの見解を聞いてみましょう。きっと、大人の頭では考えつかないような、面白い答えが聞けるはずです。

こちらから「お題」を出してみるのもいいですね。
「もし、自分の巣に引っかかっちゃったドジなクモがいたとしたら、どうなるかなあ?」
「くさいおならは、なにかの役に立ってると思う?」

時間のあるときには、子どもの空想の世界にどっぷり入って、一緒に遊んでみましょう。もしかしたら、童話のような世界が展開するかもしれません。
 

知識へのたどり着き方を教える

それらをたっぷり堪能したら、「科学的な知識」へたどり着くための方法を教えましょう。図鑑を調べるのが一番おすすめです。字が読めるようになった子なら、「クモは虫だから『むしの図鑑』を見てみよう」「おならは人のからだから出るものだから『ひとのからだの図鑑』だね」といったように、知りたい知識の分類がどのようになされているのかを教えましょう。そして、図鑑の索引から、お目当ての情報にたどり着く方法を教えましょう。

これをしっかり教えれば、あとは子どもが自分で調べるようになります。めんどうくさいですが「急がば回れ」と思いましょう。図鑑のいいところは、前後のページをなにげなくめくる中で、次なる好奇心が刺激されるところです。そのうち「ねえねえ、知ってる?」と、図鑑で仕入れた知識を教えてくれるようになるでしょう。

図鑑については「幼稚園入園前後にオススメ!人気図鑑ランキングBEST10」や「小学生の図鑑!人気おすすめランキング低学年編」をご覧ください。

時間のないときには「○○にきいてごらん?」と、先生や祖父母に丸投げするのもひとつの方法です。ただ、それだけでは子どもは忘れてしまうので、どのように聞けばいいのかを一緒に考えて、紙に書いて持たせると、その「紙」が、子どもの好奇心を持続させてくれるでしょう。
 

親も専門家に学ぼう

NHKの「子ども科学電話相談」というラジオ番組をご存知でしょうか。3歳位から中学生までの子どもたちが、電話で専門家の先生に質問する番組です。筆者は、この番組を聴きながら出勤するのが楽しみのひとつでしたが、子どもの質問のかわいらしさ、ユニークさはもちろんのこと、専門家の先生が子どもに質問しながら、その子の年齢に応じた回答をしているのが、とても勉強になります。

「昆虫」「植物」「鳥」「宇宙」「海の生物」「水中の生物」「天文・宇宙」「科学」「恐竜」「心と体」といったジャンルに分かれていて、子どもたちの質問と専門家の回答をまとめた本がいくつか出版されています。
  子どもが小さいうちは、質問に対する親の回答のお手本に、大きくなって自分で読めるようになったら、子ども自身の好奇心を刺激する本になってくれることでしょう。

また、子どもから投げかけられた質問は「夏休みにラジオで質問してみようよ」と、メモに残しておいてもいいかもしれませんね。子どもの興味の移り変わりが見えてくる、面白い「ネタ帳」になると思います。

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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。