一般家庭の電気代は月々8623円
電気代やガス代、水道代等の光熱費を毎月いくら負担していますか?他の家庭と比べたことはありますか?
家のお金の事はあまり他と比べる機会がないので、無駄遣いしているのか節約できているのが意外とわからないものです。そこで、まずは電気代の平均値を知り、どのくらい節約できそうなのか考えてみましょう。
総務省の全国消費実態調査によると、1世帯当たりの月々の電気代は8623円となっています。電気代は世帯人数に比例していて、1人(単身)世帯だと5150円ですが、2人世帯で平均値並みの8881円になり、4人世帯だと12599円へ増えていきます。
ガス代の平均が3839円、水道代が4458円なので、電気代と合算すると月々16920円になります。節約するなら約半額を占める電気代を減らすのが最も効率的と言えます。
電気代節約の近道は電力会社の変更!
2016年4月から電力自由化により、一般家庭でも契約する電力会社を選べるようになりました。比較サイトで試しに試算してみると、既に相当な節電をしてる人でもない限り、月々の電気代を減らせる可能性は高いです。契約上の注意点等を確認した上で変更してみても良いのではないでしょうか。他の節電する方法としては、消費電力量の多い電化製品等を最新のものに買い替えるのも一つの手です。電球をLEDに交換したり、10年以上前の冷蔵庫やエアコンを買い替えたりすると、電気代を節約できるはずです。
参考までにガイドの家の電気代を紹介
他の家ではどのくらい電気を使っているか、具体例としてガイドの家の電気代を公開します。下記のグラフは2010年1月から2015年12月まで6年間の毎月の電気代をまとめたものです。ガイドの家は4人暮らし、オール電化ではなく給湯とコンロはガスの都内にある普通のマンションです。契約は東京電力の40Aです。1ヵ月平均は7603円なので、全国平均(4人世帯)と比べて3割ほど節約できています。季節の傾向としては、夏と冬に電気代が上がり、春と秋に電気代が下がります。夏は冷房、冬は暖房でエアコンを毎日のように使うことが電気代にかなり影響しています。毎日同じように生活していても電気代の変動は意外と大きく、最も高い2013年8月(12078円)と2011年5月(5268円)では倍以上の差があります。電気の使用量による差だけでなく、燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金も大きく影響しています。
電気の使用量は年間3,000kwh程度
もう一つ、電気使用量もグラフにしてみました。2014年と2015年の月ごとの使用量です。使用量の平均は月々252kwhで、冬と夏の使用量が多く、春と秋が少なめです。ガイドの家では、あまり細かく決めごとを作ってもストレスになるだけなので、特別なことは何もしていません。数年前にダウンライトをLEDへ交換したくらいなので、皆さんも無理なく節電できるはずです。誰もいない部屋の電気やエアコンをつけたままにしておくのはやめましょうね!
2016年4月から一般家庭でも電力自由化により、電力会社を選べるようになっています。電気の使い方を改めるとともに、電気代がお得な電力会社へ契約を変更するのも良さそうです。平均的な電気代より多く払っている人は、3割減を目指してこの機会に改善し、浮いたお金は他で無駄遣いしないよう貯金でもしておきましょう!
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