同棲は結婚生活の予行練習
結婚してから後悔するより、お試し同棲をしたほうが良いこともある?
同棲は結婚生活の予行練習。結婚をする前に同棲を検討したほうが良い理由を4つお教えします。
1:恋愛と結婚の違いがわかる
恋愛の時は、「あばたもえくぼ」状態で、相手の良いところばかりが見えるものです。良くも悪くも脳内が浮かれた「恋愛」とは違い、「結婚」では現実を見なくてはなりません。同棲は、「恋愛」と「結婚」の違いを知らしめてくれるインターバル。結婚に近い状態で暮らすことで、どちらがどれくらい家事をするのか、生活費の割り振りやライフスタイルなど、結婚生活を送るうえですり合わせていかなくてはならない、価値観やお金の使い方などの現実を見るきっかけになり、ひいては本当に結婚するべき相手かどうかを見定める機会になるでしょう。
2:生活費を抑えられる
結婚するとなると、結納や結婚式など何かと物入り。二人とも一人暮らしをしているのであれば、結婚前に同棲を始めることで家賃や光熱費を抑えられるでしょう。支出の中でも大きな割合を占める生活費を抑えることで、将来のための貯金ができたり、新婚旅行で少し贅沢ができたりと、二人の将来のための資金が増えるといえます。
3:相手の本質が見える
どんなに仲良く付き合っていたとしても、長時間一緒にいないとわからないこともあります。生活を送っていると、毎日が楽しいことばかりではありません。ストレスを抱えて帰宅した時、生活費が足りなくて不安な時など、どのような態度をパートナーにとるのかは同棲してみないとわからないことでしょう。特にその人の人間性はキレたときにわかるものです。手を上げるのか、物に当たるのか、押し黙るのかなど、一緒に生活をしてなかった時には出なかった一面を見ることもあるはず。
結婚とは、死ぬまで一緒に暮らしていくという契約と言い換えることもできます。人の本質は簡単に変えられるようなものではありません。何十年も一緒に暮らしていけるかどうかを見極める期間だと思うと良いでしょう。
4:籍を入れる前のほうが別れやすい
考え方のズレや一発NGともなるDVや浮気など、一緒に生活していて「これ以上は一緒に住めない」「別れよう」と思う瞬間がやってくることもあります。その際、結婚していると周りが「もう少し寛容になったら?」「世間体が悪い」など、本人の意思とは裏腹に関係の再構築を勧めてくることもあるでしょう。逃げなくてはいけない相手から離れられない状況になると、結婚生活が破綻して仮面夫婦になったり、ひいては自分自身の幸福を抑圧する生活を強いられることになります。「ダメだ」と思った相手とはきっぱりと別れる勇気も必要。外野からの圧力が少ない同棲は決断しやすい時期だといえるでしょう。
ズルズル同棲を避けるなら入籍スケジュールを明言
同棲反対派の人たちは、「結婚するタイミングを失う」という意見が多くみられます。それは、最初から「いつ結婚するかわからない」という状況で同棲を始めてしまうから。結婚を考えている相手なら、同棲を始める前にあらかじめ入籍のタイミングを二人で決めておいて、それを周りに公言しておくのが良いでしょう。そうすることで、公言した期間を過ぎて結婚していない時には、尋ねづらい「まだ結婚しないの?」という質問を周りが投げかけてきてくれるはずです。