失敗しない髪型の頼み方!現役美容師が解説
失敗しない髪型の頼み方
美容室に行くと毎回、美容師と話すたびに緊張してしまう、どうやったら思い通りのスタイルを伝えられるのかわからないという方、意外と多いのではないでしょうか? 実際に、「美容師と話すのが苦手」「気の合う美容師がなかなか見つからなくて……」といった声を聞くことがあります。
せっかくのヘアカットでなりたいイメージが伝わらず、「こんなはずじゃなかった……」と後悔するのはもったいないですよね。そこで今回は、美容室にまつわるみなさんの素朴な疑問にズバリお答え。美容師と上手くコミュニケーションをとるポイントをお教えします。
<目次>
Q1. 指名はなしでもOK? たまに指名を変えても大丈夫ですか?
美容師は指名するべき?
基本的に、カウンセリングはその都度行うので、「指名なし」でもかまいません。お客さまのお悩み解消やなりたいイメージを作り上げるのが美容師の役目なので、むしろ何でも相談いただけた方がうれしいですね。
指名を途中で変えるのも、もちろんOKです。お店ではお客様一人一人のカルテを作っていますから、前回どんなスタイルにしたかなどの情報は共有できるようになっています。
いろんなお客さまがいるように、美容師のタイプも様々。毎回違う人に施術をしてもらってお気に入りの美容師を見つけたり、時々指名を変えて、いろんなテイストを楽しむのもいいと思いますよ。
Q2. 会話が盛り上がらない時、あんまり喋りたくない時は、どうすればいい?
会話をしないのって失礼?
最初に2~3言話して、すぐ雑誌に目を落とされるお客さまには、あまり話しかけないようにしています。
美容師はあくまで聞き役ですから、施術に関することだけ話してもらえれば、無理して話す必要はありません。
美容室の中では、くつろいでいただくことが私たち美容師の希望です。堅苦しく考えず、リラックスしてもらうのが一番です。
Q3. たまには違うお店にも行きたいのですが……。
お店を変えたい気分も
もちろん、違うお店に行っていただくのはまったく問題ありません。最近では、ヘアカラーやトリートメントなど、目的によってサロンを使い分けるお客様も、増えてきています。
前のお店でどんな施術をしたのか、どこを変えたいのか、などを教えていただければ大丈夫。お客さまの希望に沿った形で仕上げるのが私たちの仕事です。
Q4. すすめられた追加施術が気乗りしないときは?
もし気が乗らなかったら?
もし何かをおすすめされて気乗りしないときは、はっきりと断っていただいた方がいいですね。気兼ねする必要は、全くありませんよ。
ただ、基本的に追加メニューをおすすめすることはあまりありません。半年に1回、たまたまおすすめしたときにトリートメントをするよりも、ホームケアをしっかりと見直した方が美髪につながります。
ですから、どちらかというと追加メニューよりは、ホームケアをおすすめすることの方が多いです。
Q5. 美容室に行くときに、どんな格好や髪型でいくべき?
どんな格好で行くべき?
いつものスタイルで来ていただくのがベストですね。毎回アイロンで髪を巻く人は、ぜひ巻いて来てください。
普段、どこがお悩みなのかわかりやすい状態で来ていただいた方が、こちらとしてもアドバイスがしやすいです。
洋服も普段通りで来店いただけるとお客様の好きなテイストがわかって、似合わせたスタイルが提案しやすくなります。
Q6. 参考写真は用意すべき? 芸能人を参考にしてもOK?
写真は持っていくべき?
目的次第で変わってきますが、イメージを共有するためにも、画像などを見せていただけるとありがたいですね。なりたいイメージが明確な場合は、ぜひ持っていくことをおすすめします。
一方で、何らかの悩みを解消したいというオーダーの場合は、美容師と相談しながらになると思うので、イメージ写真はなくてもOKです。もちろん、「お悩み」プラス「なりたいイメージ」があれば、持ってきていただいた方が助かります。
Q7. 「おまかせで」っていうオーダーはぶっちゃけどうなの?
おまかせって困るの?
おまかせでOKですよ。やって欲しくないことだけ伝えてもらえれば大丈夫です。 例えば、長さはあまり切りたくない、前髪は残したいなど。
おまかせのつもりが、あとで気に入らなかった……という思いをしないためにも、最低限変えたくないところだけ、事前に伝えておくとよいと思います。
Q8. 美容室で、できればこれだけは避けて欲しいということはありますか?
タートルネックを着ていると、襟足が施術しづらくなるので、できれば避けていただけるとありがたいですね。あとは施術中、極端に下を向いている方、雑誌を読むときに首が斜めに傾いてしまう方、脚を組むクセがある方などは、できればまっすぐな姿勢を意識していただけるとスムーズに施術が進められます。
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