11月株式市場の傾向は?

11月は10月に続いて、3月決算企業の中間決算が本格化する月です。個別銘柄の株価は各企業の決算発表を反映して、動きやすくなる月だと言えるでしょう。今回は11月相場がどのような傾向があるのかについて、過去のデータを用いて検証してみました。

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検証対象:全銘柄
検証期間:1990/03/01~2016/9/30
1銘柄当たりの投資金額:20万円

買い条件
・10月末の最終営業日の寄り付きで買い

売り条件
・25日経過後の翌日営業日寄り付きで売り
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10月末に全銘柄を購入し25日経過後に売却した場合について、検証を行います。仮に、勝率が50%以上で損益がプラスならば、11月は株価が上がりやすい月となります。反対に損益がマイナスであるならば、11月は下がりやすい月といえます。

以上のルールで過去のデータを用いて検証した結果は、以下の通りです。

■11月株式市場の検証結果
システムトレードの達人

システムトレードの達人

勝率: 41.09 %
勝ち数: 30,774 回
負け数: 44,119 回
引き分け数: 1,876 回

平均損益(円): -3,524 円  平均損益(率): -1.76 %
平均利益(円): 17,822 円  平均利益(率): 8.91 %
平均損失(円): -18,563 円  平均損失(率): -9.28 %

合計損益(円): -270,537,839 円  合計損益(率): -135,272.15 %
合計利益(円): 548,463,501 円  合計利益(率): 274,238.97 %
合計損失(円): -819,001,340 円  合計損失(率): -409,511.12 %

プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 0.670
平均保持日数: 27.67 日

検証結果を見てみると、勝率は41.09%、平均損益(率)は-1.76%です。勝率が50%を切り、1トレードあたりの「平均損益(率)」がマイナスになっていることから、11月は下落しやすい月といえます。また、11月は1年の中で2番目に平均損益のマイナスが大きい月です。平均損益が大きくマイナスになっている月であることから、安易なトレードを行うと不用意にリスクを被ってしまう可能性のある月です。よって、11月にトレードを行う場合は慎重に銘柄を選択する必要があるでしょう。

11月は、10月に続き3月決算企業の中間決算が本格化する月です。日本企業は決算内容を保守的に見積もることが多く、決算発表後は決算内容に対しての失望売りが出やすい傾向があります。個別銘柄の株価は決算発表を受けて大きく乱高下するリスクがあることから、11月相場は様子見ムードになる可能性が高いでしょう。買いを控える投資家が多く、出来高が少なくなることで売りが出やすくなることから、株価は軟調に推移する傾向があると言えるでしょう。

次は、下がりやすい傾向がある11月相場でも例年成績が好調な銘柄を確認してみましょう。



11月の好調銘柄ランキング

システムトレードの達人

システムトレードの達人

上の表は、先ほどの検証結果において、勝率の高かった個別銘柄のランキングです。ランキング上位の銘柄から特徴を見ると、「ジョリーパスタ<9899>」「オーシャンシステム<3096>」「ブロンコビリー<3091>」「きちり<3082>」などの銘柄と相性がいいようです。

これらの銘柄は飲食店を営む小売業であるという点が特徴です。飲食業関連銘柄は相場が弱いときにもあまり影響を受けないディフェンシブ株なので、軟調な動きが予想される11月の株式市場でも下落リスクを抑えられるでしょう。また、ご紹介した上記の銘柄の内、ブロンコビリー<3091>、きちり<3082>は12月優待銘柄でもあります。11月から12月の権利確定日にかけて個人投資家の優待狙いの買いが入りやすいことは、株価上昇の要因のひとつでしょう。11月の投資戦略を考える上で、上記のような飲食業関連銘柄や、12月に株主優待権利確定日のある銘柄に注目してみてはいかがでしょうか。

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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)
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