世界TOPクラスの本格的なスーパーカー「新型NSX」

アメリカなど海外では発表済みだった新型NSXが、やっと日本でも発売となった。デザインや車両概要は1年ほど前から紹介されているので簡単におさらいしておく。まず車格だけれど、ランボルギーニ・ウラカンやアウディR8、マクラーレン540Cなどと同じ、世界TOPクラスの本格的なスーパーカーである。

NSX

26年ぶりにフルモデルチェンジを遂げた「NSX」。世界TOPクラスの本格的なスーパーカーだ


性能からすれば日産GT-Rやシボレー・コルベットと好勝負ながら、生産台数が圧倒的に違う。GT-Rとコルベットの場合、量産車と同じ作り方をしているため、いわゆるスーパーカーより安価。実際、発表された新型NSXの価格は2370万円で、1000万円程度のGT-Rより圧倒的に高価。性能というより、雰囲気が訴求ポイントになっている。

搭載されるエンジンは3.5リッターV6ターボの507馬力+3つのモーターを組み合わせており、全てを同時に使えば581馬力/65.8kgm。3.8リッターV6ターボのGT-Rが570馬力/65kgmなので良い勝負だ。ちなみに車重も新型NSXが1725kg。GT-Rが1760kgでこれまた同等。最高速は308km/h対315km/hでGT-Rの勝ち。

日本の自動車メーカーが重視するドイツ・ニュルブルックリンクサーキットのラップタイムだけれど、GT-Rは7分8秒。新型NSXのタイムを発表していないが、当然の如く破ってくると皆さん期待している。一方で、なかなか難しいという意見も出ており、お楽しみということにしておきたい。いずれにしろ世界TOPクラスの性能間違いなし。

新型NSXの特徴は?

新型NSXの特徴は、短い距離ならモーターだけで走行可能なハイブリッド車であることと、左右の前輪を別個に駆動し、旋回力を高める制御を行っていること。一つ目はカタログ燃費に出ており、GT-Rの8.8km/Lより圧倒的に良い12.6km/L。スーパーカーの燃費として考えれば素晴らしい(買う人はあまり気にしないと思いますけど)。

NSX走行

コーナリング時の制御の効かせ具合で相当悩んでいた様子。上手に調整されていることを期待したい


二つ目はハンドルを切ってアクセル踏むと、クルマ自らグイグイ曲がって行くというコーナリングが実現出来ること。ただ制御を強く入れると違和感となってしまうため、効かせ具合で相当悩んでいた様子。この点については近々試乗出来るので試してみたいと思う。制御が上手に決まっていれば、新しい乗り味を持つスーパーカーになるだろう。

日本の割当台数は年間100台。1年目の予約はすでに埋まる

さて。性能でGT-Rがベンチマークとなる新型NSXながら、価格的なライバルは輸入車勢である。なかでも2280万円のランボルギーニ・ウラカンLP580-2と、2188万円のマクラーレン540Cは価格的にもバッティングする。580馬力を発生する5.2リッターV10を1389kgの軽量ボディ載せたウラカンはスーパーカー的な雰囲気が素敵だ。

NSXインテリア

新型NSXのインテリア(オプション装着車)


私のような激しいクルマ好きからすれば、性能を徹底的に追求したマクラーレン540Cに心を惹かれる。エンジン出力こそ540馬力に留まるが、軽量&空気抵抗の少ないボディのため最高速320km/h。サーキットのラップタイムは新型NSXに勝るとも劣らないと言われている。デザインもカッコ良い新型NSXと並べたって全く負けていない。

毎日の足として使うなら、2236万円のポルシェ911ターボや、2450万円のフェラーリ・カルフォルニアTなども魅力的。つまり新型NSXの御予算があれば、世界の名車も選り取り見取りなのだった。このバトルは日本だけでなく海外市場でも同じ。果たしてライバルに一泡吹かせることが出来るだろうか? 大いに楽しみだ。

新型NSXはアメリカで開発も生産も行っており、純輸入車ということになる。日本の割り当て台数は年間100台。すでに1年目の予約は埋まっているとのこと。

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