貯金ゼロでも、お金を貯めるには明確な目標設定が一番大事!
社会人になってからある程度の時間がたっているのに、お金を貯められない人は、どうすればよいのでしょうか。お金を貯めるには、まずは次のことを行います。- 明確な目標を立てる
- 現状を知る
- どのようにして目標達成するかの手段を考える
この中でも特に大事なのが明確な目標を立てることです。具体的に「何のために」「いつまでに」「どのくらい貯めたい」のかを、紙に書くなり誰かに言ったりして意識を高めるとよいです。目標達成しないとどうなってしまうかも合わせてハッキリさせておくとよいです。例えば、「子どもを希望の大学に行けるようにするために」「5年後までに」「最低でも200万円貯めたい」、貯められないと「進学を諦めるか奨学金に頼る」というような感じです。
明確な目標を設定し、現状からの道筋を立てれば後は実行するだけです。目標を強く意識することで、お金を貯められなかった人でも挫折することなく貯められるようになるはずです。
現状を知れば支出を減らすことができる
現状を知るとは、現在の収支や貯蓄・借入額を確認することです。そして、他人と比べて自分の家計がどう違うのかも知っておくとよいです。総務省の統計から30歳代の消費支出額を確認してみました。最初の表は30歳代男女別の単身世帯の消費支出月額を全年齢平均と比べたものです。資料:総務省2019年全国家計構造調査
30歳代単身世帯の消費支出額は全年齢平均を上回っており、特に女性は消費意欲が旺盛と言えます。全年齢との違いで大きいのは男女ともに「住居」の支出で、全年齢に比べて男性で約1万円、女性で約2万円も多く支出しています。あくまで平均値ですが、全年齢並みに抑えることができれば、この差額を貯蓄に回すことも可能です。その他では、「被服及び履物」や「交通・通信」の支出が多く、「光熱・水道」や「保健医療」の支出が少なくなっています。
単身世帯の人はこの表を参考に自己分析してみるとよいです。携帯電話代がかかり過ぎとか、外食が多くて食費が負担になっているとか、いろいろ思い浮かんでくるはずです。
2つ目の表は単身世帯ではなく二人以上世帯の消費支出です。世帯主の年齢を30~34歳と35~39歳に分けて載せています。
資料:総務省2019年全国家計構造調査
単身世帯と比べると世帯人数が増えているので、支出額は全体的に増えていますが、全年齢平均と比べると世帯主が30歳代は消費支出が2~3万円少なくなっています。二人以上世帯も単身世帯と同じく「住居」や「被服及び履物」は支出が多く、「光熱・水道」や「保健医療」の支出が少なくなっています。全年齢と比べて支出が多い項目は節約できるチャンスとも言えます。重点的に節約を試みてはどうでしょうか。
30代は人生のイベントが多く、お金を貯めることが難しい世代でもあります。現状はあまり貯まっていなくても悲観的になることはありません。今から頑張って目標に向かって貯めていきましょう!
【関連記事をチェック!】
40代崖っぷち貯金ゼロの人がお金を貯めるには?