自己投資は自分の未来に投資をすること

自己投資は自分の未来への投資

自己投資は自分の未来への投資

自己投資とは、自分の未来に投資をすることです。株価の上昇に期待をして投資をするのが株式投資であるならば、自分の知識向上やスキルアップ、ネットワークづくり等に積極的にお金を使って、将来の稼ぎ力アップに期待をかけるのが自己投資といえます。

将来的に転職する可能性がある人や、実力や実績に応じて収入アップできる仕事に就いている人は、自己投資によって収入を増やせる可能性が高いと考えられるので、より積極的に自己投資をしていく必要があるでしょう。

自己投資って、何にどのくらいお金を使っていいの?

自己投資って実はとても漠然とした言葉です。そのため、何をすればいいのかわからない、どのくらいのお金を使っていいのかわからないという人もいることでしょう。そこで、総務省家計調査のデータを使って、自己投資について一緒に考えてみたいと思います。

家計調査には自己投資という項目はありません。消費支出10項目のなかでは教養娯楽費の中に自己投資が含まれると考えられます。似たような言葉に教育費がありますが、教育費がおもに(子どもの)学校関連に支払う授業料や教材費等であるのに対して、教養娯楽費には資格取得のための教材費や書籍代、習い事のお月謝などが含まれます。

ここでは平成27年度総務省家計調査より単身勤労者世帯の家計データに注目して、働き世代が教養娯楽費として使うお金を調べてみました。
単身勤労者世帯の教養娯楽費

単身勤労者世帯の教養娯楽費


月収のなかから税金や社会保険料等を差し引いた可処分所得のうち、実際に消費したお金を消費支出といいます。このうち、男性女性ともひと月あたり2万円前後、1か月の消費支出のうち約1割を教養娯楽費として使っていることがわかります。

ただし、この教養娯楽費にはとても広い支出が含まれます。テレビやカメラ、楽器やスポーツ用品、CDなどの購入代金のほか、ペット関連費、新聞書籍代、パック旅行や宿泊代、習い事のお月謝、スポーツ観戦や映画代、インターネット接続料、写真プリント代などもすべて教養娯楽費に入ります。

この中で、習い事等の月謝類として使われている金額は、34歳以下の男性が月額771円で、35-59歳の女性が1851円。34歳以下の女性、35歳―59歳の男性はそのあいだの金額です。月額1000円前後のお月謝では、自己投資として心もとない気もしますが、どう考えればいいのでしょうか?

なりたい自分に集中投資

なりたい自分にお金も自分も集中投資

なりたい自分にお金も時間も集中投資

家計調査には、実にさまざまな人の家計データが含まれています。楽器にお金を使いたい人もいれば、野球観戦が好きな人、資格取得にお金を使いたい人……いろんな人の平均値が全国平均となっているため、教養娯楽費ひとつをとっても、いろんなものに少額ずつお金が分散された結果となっています。

もしもあなたが「この1年間は資格取得にお金を使いたい」と考えるなら、旅行代など他の教養娯楽費をセーブすることを検討しましょう。そうすれば、資格学校のお月謝や書籍代などにより多くのお金を使えるようになります。教養娯楽費の平均支出は月に約2万円ですから、「1万5000円は資格取得費に充てて、他の教養娯楽費はすべて合わせて5000円以内に抑える」というように、自分なりの自己投資ルールを決めていきましょう。

もし、教養娯楽費のなかだけで予算を確保するのがむずかしければ、洋服代や理美容費など他の支出を代わりに抑えることで、自己投資額をもっと増やすことができます。

自己浪費にならないように気を付けて

正しい自己投資で収入アップ

正しい自己投資で収入アップ

自己投資にお金と時間とパワーをつぎ込んだ結果、資格は取れたものの、仕事には大して役に立たなかった、自分のやりたいことと違ったというのでは悲しいですよね。これでは、せっかくの自己投資が、自己浪費になってしまいます。

自己浪費を未然に防ぐためには、資格取得に取り組む前の周辺リサーチが欠かせません。その資格を取った人たちは、どんな風にその資格を仕事に役立てているのでしょうか?資格取得にはどのくらいの時間やお金がかかったのでしょうか?先人たちにあらかじめ聞いておきましょう。大変だったことや想定外にかかった費用などもあわせて聞いておけると安心です。

いいことばかりでなく、マイナス面も事前に聞いておき、それでもトライしてみたいと思ったら、思い切って自己投資にチャレンジしてみましょう。あなたの価値が上がって、稼ぎ力がぐんとアップする日が楽しみですね。
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