子育て/イヤイヤ期

イヤイヤ期がない我が子は変?何か問題があるの?(2ページ目)

イヤイヤ期は大変なものと言われますが、逆に無い場合も、子育て上で何か問題がないか心配になるものです。イヤイヤ期がないお子さんのチェックポイントと、親の関わり方についてご紹介します。

横山 知己

執筆者:横山 知己

子育てガイド

 

イヤイヤ期がない子供のチェックポイント

悲しい顔をする男の子

イヤイヤ期がないと感じたら、チェックポイントを見てみましょう。あなたの関わり次第で未来が変わります!

「イヤイヤ言わないのは自分の関わりが悪いのかしら?」と心配になるママもいるかもしれません。子育てに正解/不正解はありませんが、大きくなって困るのは避けたいもの。そこで、おさえておきたいポイントだけご紹介します。
 
  • 我慢している様子はありませんか?
兄弟が生まれる、お引越しをした等、環境に変化がある場合、また家族に病人がいる等、親御さんに気がかりがある場合、子どもは主張するのを我慢します。それは親御さんを困らせたくないと心配しているから。また主張することで嫌われたくないという不安の裏返しでもあります。また、パパ・ママの喧嘩が多い場合も、子どもが気を使ってイヤイヤ言うのを我慢していることがあります。
 
  • ママやパパの意見をおしつけていませんか?
例えばお子さんに2つの物から1つ選んでもらう場面があったとします。その際、親御さんが選んでほしい方を勧めることもありますよね。誘導するくらいなら良いですが、お子さんの意見を聞かずに親御さんが決めてしまうと、お子さんは意見を言う機会を逸してしまいます。また、パパとママの育児方針がストイックな場合、お子さんがそれを察して事前に諦めることがあります。結果としてイヤイヤ言わなくなります。
 

イヤイヤ言わない子供への関わり

お子さんの個性として、黙ったり、固まったりする方法で嫌な気持ちを表現している場合には、「嫌だったんだね」と共感する言葉がけを充分にしてみましょう。その上で、言葉での表現を促していくと良いと思います。無理やりイヤイヤ言わせる必要はありませんが、主張しても良いということは伝え続けましょう。

また、主張するタイミングを逸している子供については、まず親御さんの関わりを見直すことから始めると良いでしょう。お子さんの主張に耳を傾ける関わりを、今より少し増やしてみてください。お子さんのしたいことを聞きだしてあげるのも良いと思います。もちろん言いなりになる必要はありません。気持ちを聞くというプロセスがとても大切です。すぐに意見が言えなかったとしても、「意見を聞いてもらえる」「気持ちを聞いてもらえる」という体験を積み重ねることで、お子さんのタイミングで主張することができるようになりますよ。

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