TOP > シクリッド > エンゼルフィッシュ(ワイルド)
画像提供:オオツカ熱帯魚 |
アルタムエンゼル学 名:Pterophyllum altum |
色彩は、やや褐色を帯びた銀色で、成魚は頭部が盛り上がり、他種との区別は容易。その野趣あふれる魅力から、原種エンゼルフィッシュの最高峰といって良いだろう。 入荷は採集が主なため、年中在庫がある魚ではない。しかし、シーズンともなれば、500円玉サイズから若魚まで広く販売される。稀にヨーロッパや国内繁殖魚が、少量流通することもある。 入荷当初は、体調を崩していることが多く、また水質への適応範囲も狭い。これは、生息地が濃いブラックウォーターであるためで、細菌やウィルスへの耐性が低く、また低pHを好むことから導入には注意が必要である。 これらの事から、飼育難易度はやや高い。まず、水深60cm以上の水槽が必要なこと。水質の適応範囲が狭いこと。よってある程度、水質管理に長けた中級者向け以上の魚だと言える。 餌は、アカムシ(冷凍、生)、イトミミズ、人口飼料、小魚(アカヒレの稚魚、メダカ)などをバランス良く与えると良いだろう。国内でも、幾つかの繁殖例があるようだが、水槽サイズの問題もありやや敷居は高い。逆に大型水槽が用意できるのであれば、性成熟に若干時間がかかるようだが、複数匹を適切に飼育すれば繁殖も可能だろう。 |