画像:長谷川秀樹 |
モトロ学 名:Potamotrygon motoro |
エイの中ではポピュラーな種類で、目にする機会は多い。生息地の違いによって、模様に幾つかのバリエーションがある。 良質な個体さえ入手できれば、比較的飼育は容易。ただし、エイの仲間は全般に水質の変化、悪化に極端に弱い面があり、あくまでも熱帯魚全般の飼育に精通した上級者向けの魚。 この事から、導入時の水あわせは、慎重に行う必要がある。販売水槽と導入予定の水槽のpH値の開きが余り無いようにし、水温の変化も極力与えない。エアーチューブを用いて、点滴を落とすように水合わせを行うのは有名である。 水質の悪化を防ぐため、豊富な水量と強力なろ過を用意したい。飼育水槽は、1200×600×600(mm)以上のものを用意したい。特にエイは底にいるため、底面積が広いに越したことはない。 餌は、飼育魚のサイズに合わせ、人口飼料や小魚、甲殻類など、バランスよく与えると良い。 本種を含め、淡水エイの仲間は卵胎生で、直接仔魚を産む。交接器の形状から雌雄の判別は容易で、国内での繁殖例もぽつぽつ聞かれる。 尾の付け根付近に毒針をもつため、取り扱いには注意が必要。 |
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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。