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ネオケラトドゥス・フォルステリ

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長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

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ネオケラトドゥス・フォルステリ
画像:長谷川秀樹

ネオケラトドゥス・フォルステリ

学 名:Neoceratodus forsteri
通称名:ネオケラ、オーストラリア肺魚
英 名:Australian lungfish
分 布:オーストラリア:クイーンズランド州のメアリー川、バーネット川
サイズ:170cm TL
Temp :22-28℃
pH  :中性


約4億年前のデボン紀にその祖先が存在したとされ、現存するシーラカンスの仲間と同じく肉鰭類に分類される古代魚の一種。肺魚の中でもアフリカ大陸、南米大陸に分布するレピドシレン目に比べより原始的とされ、一科一属一種のケラトドス目に分類される。

他の肺魚が2対の鰾(うきぶくろ)を持っているの対し、本種は1つの鰾しかもたない。よって肺としての機能が比較的未発達らしく、長時間水中から出ることはできない。そのことから、空気呼吸への依存度も少ないそうである。

オーストラリア政府による手厚い保護を受けており、またサイテス2に分類され商業的な取引は制限されてきた。しかし現地で繁殖技術が確立されたことによって、少数の個体が2002年より輸入され始めた。その全ての個体にマイクロチップが埋め込まれ、個体毎の識別が可能となっている。

飼育下でも1m程度には成長するため、最低ラインとして横幅180cm奥行き60cmの水槽が必要となる。レピドシレン目の肺魚と比べ温和な性格だが、単独飼育が基本だろう。口に入る大きさの小魚、大型魚用の人口飼料、貝類、その他諸々をバランス良くローテーションして与えると良いだろう。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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