画像:長谷川秀樹 |
プロトプテルス・エチオピクス学 名:Protopterus aethiopicus |
アフリカ東部に分布する大型になる肺魚の一種で、現地では食料とされている。最大で2mに達する本種は、一般家庭で飼える範疇を超えている。以前、180cmの水槽に入れられた1m前後の個体を見たことがあるが、まるで生簀のようで、改めて生半可な設備で飼える魚ではないと認識した。 されど簡単に飼育の際の注意点など。 非常に性格が荒く、単独飼育が基本。また顎の力が非常に強いため、本種の飼育槽に手を入れる際は細心の注意が必要。餌は口に入る小魚、甲殻類、肉食魚用の人口飼料などを与える。排泄量が多いので、出来るだけ強力なろ過が望ましい。 肺魚の名の通り、浮き袋が変化した肺に近い器官を持っており、定期的に空気呼吸をする。その為、水面から呼吸が出来るように、水槽の水位は少し低めにしておく。水槽上部の器具類やガラス蓋など、簡単に押しのけてしまうパワーを持っているので、重石をするなどなんらかの対策も必要だろう。 比較的安価に販売されているが、気軽に手を出してよい魚ではない。どちからと言えば、水族館などの広い水槽で見るべき魚だと思う。 |
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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。