今年は"うどんだけじゃない"香川県をアピール
香川県と聞いて、真っ先に「讃岐うどん」を思い浮かべる人も多いはず。2011年に同県は「うどん県」への改名を宣言し、うどんの産地としてその存在を全国へ向けてアピールしてきました。出身が香川県のイケメン俳優、要潤さんを「うどん県」の副知事と任命したり、日本郵政に「うどん県」ではがきが届くように要請を行ったりするなど、これまでも大々的なプロモーションキャンペーンが話題になっています。しかし、今年のプロモーションは少し様相が異なるようです。7月12日、都内で「香川県2016 プロモーションプレス発表会」が行われました。気になる今回のPRプロジェクト名は「うどん県。それだけじゃない香川県」。県が誇る伝統工芸品や公共建築物などを、浜田恵造知事や要潤さんらがPRしました。
希少糖スイーツ
希少糖とは、自然界に微量にしか存在しない単糖(糖の最小単位)のこと。香川県では、この希少糖の研究が盛んに行われており、希少糖を約15%を含むシロップが商品化されています。県内を中心に、このシロップを活用した商品の開発が進められ、ケーキやドーナツ、ゼリーなどのスイーツはもとより、レストランの料理やうどんのつゆに使用する試みも始まっています。浜田知事によると希少糖は「太りにくい糖」として注目を集めているのだとか。次世代の甘味料として話題の希少糖入りスイーツはお土産にも喜ばれそうです。
希少糖シロップを使った商品「かがわ希少糖プロジェクト」
現代風にアレンジされたポップな工芸品たち
国の伝統的工芸品に指定されている「丸亀うちわ」や「香川漆器」、もち米のノリを使って染められた鮮やかな色彩の「讃岐のり染め」など、地元の工芸品が多い香川県。現代風にアレンジされている商品も多く、自分用のお土産としてショッピングが楽しめそうです。浜田知事は「確かな技術に裏打ちされた、オンリーワンのクオリティを持つものとの出合いがある。伝統的な一面だけではなく現代的でポップで、おしゃれな要素もあわせ持っている」と工芸品の魅力を語りました。
瀬戸内国際芸術祭2016
瀬戸内海の島々を舞台に、3年ごとに開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」。この祭典では春・夏・秋の3シーズンで、瀬戸内海に浮かぶ12の島と2つの港を会場に、アートプロジェクト・イベントが展開されます。会場となる島へは、フェリーで30分~1時間程度で気軽にアクセスできるのがうれしいところ。2016年はちょうど開催年。夏の会期が7月18日より始まります。「洗練された現代建築など、アーティスティックな魅力を楽しんでほしい」と浜田知事。全国的にも珍しい駅前に位置する美術館があるなどアートが盛んな香川県では、3年に1度の祭典も重なり、今夏はアート好きにはたまらない旅ができそうです。
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瀬戸内国際芸術祭2016
【会期】夏|2016年7月18日[月・海の日]—9月4日[日]49日間
秋|2016年10月8日[土]—11月6日[日]30日間
2016年は4年に1度の「逆打ち」遍路
今年は香川がスタート地点の「逆打ち遍路」 うどん県旅ネット:http://www.my-kagawa.jp/ohenro
逆から遍路を巡ったら順に廻る弘法大師に出会えるかもしれないという想いから始まったとされる逆うち遍路。そのため、逆打ち遍路を廻ると良いことや良い人に巡り合えるといわれているのだとか。
始まりと終わりの地 香川のお遍路
旅行予約サービスの「楽天トラベル」が発表した「2016年 夏の国内女子旅 人気上昇エリアランキング」で1位にランクインするなど、注目が高まっている香川県。特産品や工芸品、建築物の魅力はさることながら、2016年は3年に1度の芸術祭と4年に一度の逆うち遍路が重なり、体験型のコンテンツも充実しています。夏の旅行先で迷っている人は、楽しみどころ満載の香川県を訪れてみてはいかがでしょうか。
香川の観光・旅行
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