日本仕様のプリウスPHVが登場! 駆動用バッテリーを充電するソーラーパネルに注目

6月15日から開催された『スマートコミュニティ展』で、10月下旬に発売予定のプリウスPHVが公開された。すでにアメリカ仕様はニューヨークショーで発表されていたけれど、今回完全な日本仕様である。一般メディアの注目点はルーフに装着されていたソーラーパネルだった。

新型プリウスPHV

日本・欧州仕様ではオプションでルーフにソーラーパネルを装着できる


今までも車両にソーラーパネルを装備したケースがあったけれど、室内換気や12Vバッテリーに充電するためのもの。プリウスPHVの場合、走行用電池の充電を行う。会場に開発を担当したエンジニアもいたので詳しく聞いてみた。最大の関心事は、当然ながら充電能力である。

いわく「日照時間や天気によって大きく条件が変わるのですけれど、最短記録は満充電まで5日間でした。平均すると7日間。10日間くらいあればいけると思います」。あんな小さいソーラーパネルながら、太陽エネルギーは偉大だ。何と! 条件が良ければ1年で2400km程度を走れてしまう。

サンデードライバーだと毎週50kmまでエネルギーを自給出来る。ただモトが取れるかどうかは価格次第だ(オプションとなり未発表)。2400kmだとガソリン使って走ったら約1万2千円。10年分で12万円浮く計算。逆に12万円以下のオプションだったら、十分ペイ出来るということ。

11.6インチの大型ディスプレイを搭載

日本仕様で明らかになった二つ目の新装備は、11.6インチの大型液晶画面持つナビゲーションシステム。詳細な機能について公表していないものの、どうやらスマートフォンのような「繋がる機能」を持たせてくるようだ。といっても、あくまでコミュニケーションだけらしい。

新型プリウスPHVの大型ディスプレイ

大型ディスプレイを持つナビでスマホのようにメールやSNS、ネット検索などができるようになるのだろうか


車両管理などに使うと、ハッキングされたりウイルスを仕込まれる可能性が出てきてしまう。スマートフォン程度の内容であれば車両の走行に影響を与えないで済む。加えてメールや簡単なSNS、ネット検索などが出来れば充分。気になる価格は「今までの純正ナビだと30万円程度でしたが、頑張ります」とのこと。

車両価格次第では、普通のプリウスよりも経済的?

プリウスPHVの面白さは「50kmまでの移動ならエネルギーコストの低い電気自動車として使える」ということ。東京電力のように新規契約の夜間電力料金が高い地域だと厳しいものの、北陸電力なら走行50km分の電気を50円程度で入れられる。同じ距離をガソリン使って走ると250円程度。

10万km走ったらPHVの方が40万円も安くなる計算。現時点で発表されていない車両価格次第では、普通のプリウスよりPHVを買った方が安く付くかもしれない。5万kmで手放したとしても、その時の査定額は普通のプリウスより20万円以上高いだろうから、やはり高い分をカバー出来てしまう。

新型プリウスPHV

夜間電力料金が安い北陸電力で使うとすると、10万km走るとガソリンと比べて40万円も安くなる計算


夜間電力料金が1kWhあたり15円を下回っている地域に住んでいる人はPHVを選ぶべきだと思う。参考までに書いておくと東京電力管内で新規契約した場合、1kWhあたり20.78円と高い。北陸電力だと同7.64円。電力自由化の時代なので、やがて夜間電力の安い『トヨタ電力』でも始める?


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