梅雨の家事を楽にするポイント
キッチンでこぼしたものはすぐに拭く
本来は梅雨時期の家事に限ったことではありませんが、キッチンや冷蔵庫の中で調味料などをこぼしてしまったときは、すぐに拭くようにしましょう。とくにこの時期はカビが生えやすかったり菌が繁殖しやすいので必ずするように。冷蔵庫であれば衛生面を考えて専用のアルコール除菌スプレーなどを利用して拭いてもいいでしょう。排水口の臭い防止
梅雨から夏にかけて臭ってくるのが排水口です。とくにキッチンの排水口は食器についていた食べ物の汚れなどが残り、そこから臭いが発生することもあります。排水口には水が溜まっている部分があり、そこに洗い物などで汚れた水が残っていると臭いの素となってしまうのです。毎日のキッチン仕事の最後に水道水を少し多めに流し、この排水口に溜まっている水を汚れていない水にしてあげるだけで、ぬめりや臭いを防ぐことに効果があります。その他の臭い防止に関しては生ゴミのニオイ、排水口のニオイを防ぐ をご覧ください。
クローゼットや靴箱、1階の和室などは特に除湿
1階に畳の部屋があるお宅などで、畳にカビが生えやすいのも季節でもあります。一度カビが生えてしまうと掃除も大変になるので、極力カビが生えないようにしたいものです。その他、クローゼットの中の衣類にカビが生えたり、靴にカビが生えたりということもあります。まずはとにかく除湿することが肝心です。やはり一番手早くできるのは除湿機を利用すること。除湿機は備え付けのエアコンと違い移動させることができるので、クローゼットや靴箱の中を集中的に除湿することも可能です。
除湿機の利用法に関しての詳細は【家庭での除湿機のおすすめ利用法】をご覧ください。
除湿機がない場合でも、何もしないよりは扇風機を利用したほうが少しですが効果はあります。例えば押入れでしたら、両端の戸を少しだけ開き、片側から扇風機をの風を送り込み、反対側から湿気が押し出されるようにすることで、押入れの中の湿度を少し下げることができるのです。
洗濯物を臭わせないポイントは「とにかく早く乾かす」
梅雨の家事の一番の悩みと言ってもいいかもしれないのが、洗濯物の臭いです。とくに、雨が降っていて外に干すことができず部屋干ししている間に臭ってきてしまうというご家庭が多いようです。洗濯物の臭い防止にはとにかく早く乾かすことがポイントです。
・脱水が終わってそのまま洗濯機の中に洗濯物を放置しない
・部屋干しするなら除湿機を利用するか扇風機の風をあてる
・洗濯槽がカビだらけだと臭いの素になるので、洗濯槽の掃除をする
詳しくは【部屋干しの洗濯物の臭いを防ぐ9つの原則】をご覧ください。
防水スプレーは防水だけでなく汚れ防止にも効果的
防水スプレーは汚れ防止にもなる
靴は玄関で乾かしてからしまう
外出先から帰り、靴は靴箱にきちんとしまうほうがお行儀が良いように思われるかもしれません。しかしこの季節はとくに靴箱にカビが生えやすい時期。とくに雨の日に履いた靴であれば、湿ったまま靴箱にしまうことはおすすめできません。濡れているのであれば陰干しなどをして完全に乾かしてから、濡れていない靴でも湿度が高い中で履いていたので、一晩玄関に置いて乾燥させてから翌朝にでも靴箱に入れるようにしましょう。
トイレ掃除も梅雨はこまめに
トイレは閉めきった個室なので他の部屋以上に湿度が高く、また菌が多く存在する場所でもあります。梅雨は菌が繁殖しやすいので、普段以上にこまめなトイレ掃除をしなければなりません。梅雨の時期はトイレそうじをとくにこまめにする
シャワーノズルも簡単に掃除できる100円グッズなどもありますので、それらを利用するのもよいでしょう。
浴室は乾燥を徹底的に
カビの生えやすい場所の代表格でもある浴室。カビが生えると掃除も大変なので、とくにこの時期は清潔にしておきたい場所です。まず毎日、最後に利用した人は綺麗なシャワーの水で壁や床に残っている皮脂などを流すようにします。次に大切なのが乾燥です。浴室に窓があれば窓を開け放しておく。ない場合は換気扇を3~4時間は運転させておくことによって浴室の湿度を下げることができます。
梅雨ということを意識せずにいつもどおりの家事をしていると、気づいたらカビが生えていたということにもなりかねません。先回りしておくことで梅雨の家事は楽できるので、今回ご紹介したことを意識して実行してみてください。
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