インペリアルゼブラプレコ

インペリアルゼブラ・プレコ

学　名：Hypancistrus zebra
通称名：L-046
英　名：
分　布：南米：シングー川の中流域
サイズ：10cm
Temp　：23－26℃
pH　　：中性～弱アルカリ

1980年台後半、日本人の著名な採集家によって、アマゾン川の支流で発見され一躍有名となる。既存のプレコの仲間にはみられない清涼な模様が、発見当初、強烈なインパクトがあったことを今でも覚えている。輸入当初かなりの高額で取引され、当時ほどではないが、現在でも熱帯魚としては高価な部類にはいる。

世界中で高い人気を誇り、乱獲から現地では生息数を減らしているようで、現在ではブラジル政府による輸出規制が設けられている。

ともあれ、その美しい体色は、それまでの脇役的なプレコのイメージを払拭させた。現在では、愛好家による国内での繁殖に成功しており、国産ブリード個体が多く流通するようになった。

飼育は、状態の良い個体が入手できれば、比較的容易。特に、国産ブリード個体は、環境に馴染むのも早い。

日本で言う、渓流の様な環境に生息しているため、強めの水流と豊富な溶存酸素量を、水槽内に再現したい。石や流木を用いて、隠れる場所を用意して、植物質メインの餌を与えるとよい。

またブリード個体が流通することからも分かるように、ある程度の繁殖ノウハウが確立されているようだ。雌雄の判別も可能なことから、入手する機会に恵まれたら、ぜひ繁殖にもチャレンジして頂きたい。