原因3:「理想の結婚像」の落とし穴
理想の環境を求めるのではなく、幸せな環境を作れる自分に!
人生において、「目標を持って邁進すること」は大切だと言われています。
ただ、そこで理想ばかり追い求めるからこそ、幸せな恋愛、結婚からほど遠くなっている人は少なくありません。
例えば、「結婚して、子どもを産み育てて、家庭を作ることが幸せなことなんだ」と思っている人は多いものです。
でも、現実的に結婚して幸せな人は、どれだけいるのか? というと、3組に1組は離婚をする現在、「幸せになっている夫婦の割合は6割以上いる」なんてことは、考えにくいでしょう。離婚予備軍の夫婦もいますしね。
「結婚して、子どもを産み育てて、家庭を作ることが幸せ」だと思い込んでいる人たちは、意外と結婚の現実をよく見ていません。
結局、人は「結婚したら幸せになれる」わけではなく、「好きな人とずっと一緒にいられるという幸せが、多少窮屈な結婚生活でも、持ちこたえさせてくれる」のが現実だったりします。
誰かと共に暮らすとなると、お互いに相手に合わせる必要があり、その分、自由がなくなります。自由は幸せには欠かせないものなので、それを損なうのは、人にとってストレスになるからです。
だからこそ、世間一般の価値観に振り回されて、理想のライフスタイルを追い求めるよりも、「自分にとっての幸せは何か?」をきちんと知ることは、人生において、とても重要です。
そうではないと、独身向きの人が結婚してしまったら、自分だけではなく、相手の人生も巻き込んでしまいますしね。
■子育てが向いていない人もいる
また、「誰にとっても、子供を産み育てることは幸せか?」というと、それは人によります。
人によっては、それで自分の夢を諦めなくてはいけないことだってあるでしょうしね。 逆を言えば、自分が幸せになることばかり考えるよりも、子供が生まれたら、「その子を幸せにする」という覚悟のある親しか、子供は持たない方がいいです。そうではないと、自分も幸せにはなれないことが多いからです。
親が、自分が幸せになるために、子供に自分の理想や夢を押し付け、その結果、自分らしさを失い、苦しんでいる子供はたくさんいます。自分の子供が不幸だったら、親は幸せになんてなれません。
だからこそ、「子供を幸せにできる親しか、幸せになれない」のです。
普段から、理想ばかり追い求めるのではなく、むしろその理想を手放すことが、子供の幸せ(&自分の幸せ)につながることもありますよ?
理想の結婚像を抱いていたとしても、その通りになったら幸せになれる程、人生は単純ではありません。
理想を抱いている人は、「こういう環境を持てば、私に幸せを<与えてくれる>」と思いがちです。
でも現実は、「自分が周りの人(夫、子供も含む)に幸せを<与えられる>人が、幸せな環境を作れる」のです。
つまり、「自分を幸せにしてくれる理想の環境を求める」のではなく、「自分で幸せな環境を作れる人になる」ことが大事なのです。
幸せな恋愛、結婚をするためには?
「正解を出すこと」「費用対効果」「迅速な結果」「理想を求める」……現代人の抱いている思想は、愛とは真逆の方向に向いているものが多いもの。だからこそ、恋愛や結婚が遠のいていることもあるのです。
では、幸せな恋愛、結婚をするための思考を持つにはどうしたらいいのでしょうか?
「愛(無償の愛)を知る」ことです。頭ではなく、心で人を愛することを理解することが重要です。
また、日常生活では、一旦、「恋愛したい」「結婚したい」という思いは置いといて、まずは下心なく人と接し、そこから自然に人を好きになるところから始めてみることも大切です。
恋愛、結婚において、一番重要なのは、「愛」です。
現実的に、その愛から遠のいている人が、恋愛ができるか? というと、難しいでしょうね。もちろん、形式的な意味で、単に付き合ったり、単に結婚したりすることはできますが。
プライベートでは、「正解を出すこと」「費用対効果」「迅速な結果」「理想を求める」思考を手放し、もっと人をちゃんと愛せる人になりたいものですね。
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