TOP > カラシン > ハチェットフィッシュ
画像提供:オオツカ熱帯魚 |
シルバーハチェット学 名:Gasteropelecus sternicla |
ハチェット/Hatchet=手斧 腹部の張り出た体型を、手斧に見立てたのだろう。他の魚には見られない、特徴的な体型をしている。その体型からも判るように、水面付近を活動域としている。水槽内でも、水面直下に定位している姿が観察できる。よって、自然下では、落下昆虫、または水面上を飛翔する小型の昆虫類を食べているのだろう。 また、驚いたりすると、頻繁に水上へ飛び上がる様子が観察される。自然下でも、捕食者に攻撃された際、水上へ逃げる行動が観察されるそうだ。このことから、飼育する際は飛び出してしまわないように、しっかり蓋をする必要がある。 さて、飼育は諸々含め容易。ただ、給餌の際は、沈んでしまった餌はまず食べないので注意する。人工飼料から冷凍餌まで、選り好みはない。 本種の記載は1758年と古く、スウェーデンの生物学者リンネによるもの。そう、二名法を提案したリンネだ。そんなに古くから知られる種類にも関わらず、繁殖に関して殆んど耳にしない。自然では、やはり季節の変化が引き金になるそうなので、その辺りにヒントがあるのかも知れない。 他種との判別点は、体側後部の黒いライン。脂ビレがあること。 |