いよいよリオ五輪開催!

セントロ地区にあるマウアー広場、ポルトガル語で「オリンピック・シティー」

セントロ地区にあるマウアー広場、ポルトガル語で「オリンピック・シティー」

2014年のサッカー・ワールドカップに続き、ブラジルでの国際的なスポーツ大イベントが始まります。政治混乱、景気の低迷、ジカ熱の流行など、何かと不穏なニュースが続くブラジルですが、五輪開催に向けてリオの街も鋭意インフラ整備中です。

四年後の五輪は東京大会であることから、今回の五輪閉会式では、東京への五輪旗の引き継ぎ式が行われるほか、日本や東京をアピールするパフォーマンスが披露されます。日本人選手の競技はもちろん、閉会式も要チェックですね!

リオデジャネイロ五輪関連スケジュール

  • 5月3日首都ブラジリアに聖火到着、国内300都市以上をまわる聖火リレーがスタート
  • 8月5日五輪開会式
  • 8月21日五輪閉会式
  • 9月7日パラ五輪開会式
  • 9月18日パラ五輪閉会式
>>リオデジャネイロオリンピック 競技スケジュール(JTB スポーツHP)

ブラジルへの渡航 観光目的ならビザ免除あり!

ブラジルへの観光旅行では、通常、パスポートの他に観光ビザ(査証)が必要となりますが、五輪イヤーにあたる今年の6月1日~9月18日は、観光目的での入国はビザが免除されます。ブラジルでの滞在可能期間は、最初の入国日から最高90日間で延長は不可。その他、出入国の注意事項は以下リンクをご参考ください。

【参考サイト】

競技会場と会場までのアクセス

競技会場は、マラカナン、コパカバーナ、バーハ、デオドーロの4ゾーンに分かれ、各ゾーンの中に複数の競技会場があります。五輪に向けて新しい交通手段も整備中で、開会式間際の開通(または会期中の開通)などブラジルらしい混乱が予想されています。ブラジルでは予想外の事態は当然と受け入れ、楽しみながら混乱を回避するようオススメします。お目当ての試合時間に遅れないよう、くれぐれも時間に余裕を持って行動してくださいね。

【参考サイト】

■マラカナン・ゾーン
開閉式会場でもあるマラカナン・スタジアム

開閉式会場でもあるマラカナン・スタジアム

かの有名な世界最大規模のサッカー場、マラカナン・スタジアムがある地区。同スタジアムでは、サッカー競技のほか開会式と閉会式が行われる予定です。マラカナン・スタジアムの最寄駅は、地下鉄2号線のマラカナン駅またはサン・クリストヴァン駅。

■コパカバーナ・ゾーン
コパカバーナ海岸のシンボルでもある石畳デザイン

コパカバーナ海岸のシンボルでもある石畳デザイン

遠泳、セーリング、カヌーなどの主に自然の湾や湖を使った競技が行われる地区。世界3大美港の一つといわれ、2012年にユネスコの世界遺産にも登録されたリオの景観を存分に満喫できるエリアです。ビーチバレー、自転車ロードレース、トライアスロンなどが行われるコパカバーナ海岸の最寄駅は、地下鉄1号線のカルデアル・アルコベルジ駅、スィケイラ・カンポス駅またはカンタガーロ駅です。

■バーハ・ゾーン
「バーハ・オリンピック・パーク」内のカリオカ・アレーナ会場

「バーハ・オリンピック・パーク」内のカリオカ・アレーナ会場

体操や柔道、バスケットボール、シンクロナイズドスイミングなど数々の競技が行われる「バーハ・オリンピック・パーク」がある地区。同地区には地下鉄の駅がなく、バス専用レーンを走るBRTや一般バスが利用できます。BRTトランスカリオカ線は、バーハ地区からガレオン国際空港に通じています。

バーハ地区内の複合文化施設「シダージ・ダス・アルチス」内には、五輪会期中、世界中から訪れる観光客に日本をアピールする「Tokyo 2020 JAPAN HOUSE」が設置される予定です。「シダージ・ダス・アルチス」の最寄駅は、BRTも発着するアウヴォラーダ・ターミナルとなります。

【参考サイト】
バーハ地区にあるアウヴォラーダ・ターミナル

バーハ地区にあるアウヴォラーダ・ターミナル

JAPAN HOUSEはバーハ地区になりますが、五輪会期中、リオの街の様々な場所に「各国ハウス」が設置されます。競技観戦だけではなく、リオ市内観光をしながらの世界文化体験も魅力的ですね。

【参考サイト】
http://infograficos.oglobo.globo.com/rio/casas-que-vao-movimentar-as-cidades.html (ポルトガル語)

■デオドーロ・ゾーン
4地区のうち、唯一沿岸ではなく内陸部に位置する地区です。ラグビー(7人制)や近代五種、馬術などの競技が行われます。バーハ地区からデオドーロ地区を結ぶBRTトランスオリンピカ線は6月完成予定といわれています。

各会場で開催される競技種目の詳細は、以下のサイトで確認できます。

【参考サイト】
ちなみに、男子・女子サッカーは、各都市の2014年ワールドカップの「レガシー」を使って行われます。開催地は、マナウス、ブラジリア、サルヴァドール、ベロオリゾンテ、サンパウロ、リオの6州都です。

【参考サイト】

会期中の交通・宿泊

車両の上に架線がなく、線路中央から集電するタイプの新型・路面電車(VLT)

車両の上に架線がなく、線路中央から集電するタイプの新型・路面電車(VLT)

会期中は世界中から五輪観戦者が集まることから、交通渋滞や混乱が心配されていますが、地下鉄、バス専用レーンのBRTの延長のほか、セントロ地区を走るVLT(路面電車)も急ピッチで整備が進められています。VLTは、サントス・デュモン空港(国内線)、地下鉄、主要な文化施設などをつなぐ予定で、世界有数の観光都市であるリオ待望の公共交通機関です。

リオでは、五輪開催が決定する前からホテル不足、宿泊料金の値上がりが心配されていました。新しいホテルも建設されていますが、海、山、急斜面の岸壁など独特な地形が特徴のリオではホテル建設に適した土地が少なく、宿泊施設として解放された一般のアパートや、「木賃宿」的な簡易宿泊施設にも予約が殺到しています。そうした宿泊施設は、治安の悪いエリアもありますので、宿泊する際は周辺地域の事情に詳しい人に確認することをオススメします。土地勘がなくブラジル事情に慣れない方は、多少高額でも旅行会社がツアー用に抑えたホテルが安心でしょう。

旅行中の注意点1:治安

ブラジルといえば治安が気になる方も多いはず。五輪会期中の警備は強化されますが、スリや強盗、置き引きなどには十分注意してください。競技会場にもなっているコパカバーナ地区、ホテルも多いフラメンゴ地区、夜はボサノヴァの生演奏を聴かせる老舗バーやレストランがあるセントロ地区などは、観光客は多いけれど油断は禁物。早朝や夜の街歩きは、できれば複数人で地元の人と一緒に行動することをオススメします。旅の間はつい必要となるスマホも路上での使用は控えた方が安全です。

旅行中の注意点2:ジカ熱

日本でも、最近、ブラジルの「ジカウイルス感染症」のニュースが話題になっていますね。ジカ熱そのものの症状は軽く、主に日中に活動するといわれるウイルスを持った媒体蚊に刺されても症状が出ないことも多いのですが、重症化するとインフルエンザのような症状がでます。現時点では、ジカ熱には有効なワクチンがないため、蚊に刺されないことが最善の予防策となります。肌の露出を少なくしたり、虫除けスプレーを細目に使って下さい。また、ジカウイルスは胎児に悪影響があると確認されているため、妊娠中の方は特に注意するよういわれています。

【参考サイト】
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。