LCCと大手航空会社を徹底比較!

LCC

最適な航空会社を選んで、快適な空の旅を

LCC(格安航空会社)とJALやANAといった大手航空会社の違いってなんだろう?安さだけ? いえいえ。さまざまな面で違いがあるんです。LCCを安さだけで選んで、結果的に高くつくことだってあります。ここでは、LCCと大手航空会社を徹底比較しながら、それぞれの違いについてみていきましょう。

価格

LCC=格安航空会社というように、価格の安さが圧倒的です。そのため安さを実現するためにあらゆるコストカットが行われています。次から挙げるようなさまざまなデメリットを加味しても、とにかく安さを第一に航空会社を選びたいという人にはLCCがおすすめです。

またLCCは通常片道ベースの運賃設定なので、片道でも安く購入できます。例えば旅行期間やどこの都市から帰国するかも決まっていないような場合、大手航空会社でもフライトの予約をしないオープンチケットで往復航空券を購入することもできますが、片道分から安く購入できるLCCがおすすめです。

予約

大手航空会社の場合、旅行会社や電話、インターネットなどのさまざまな方法での予約の選択肢があります。一方LCCは、手数料を支払えば旅行社経由で予約できることもありますが、基本的にインターネットでの予約のみです。

また航空券といえば、少し厚めの紙のチケットを想像されるかと思いますが、LCCは基本的にEチケット。チェックイン時には座席表が書かれた薄っぺらな紙が渡されるだけですが、最近は大手航空会社もこのようなチケットが増えているようです。

日程・時間変更

搭乗日や時間変更をしたい時、チケットの種類にもよりますが大手航空会社の場合、たいてい無料でできます。一方でLCCの場合、何があっても日程・時間変更はできません。それはたとえ、個人的な理由であれ、天候等で乗り継ぎ便が遅れた場合でも同じです。待ってもくれないし、補償もありませんので要注意です。

ガイドはLCCを利用した際、3分の遅刻で搭乗を拒否されたことがあります。もちろんお金も戻ってきません。LCCはギリギリの航空機、ギリギリの時間で運行することで、コストカットしています。時間に余裕があり、日程・時間変更をしない人にはLCCでも問題ないでしょう。

安全性

「LCCは安いから、安全性が低いのでは」と思っている方も多いかと思います。しかしながら安全面での基準は、LCCも大手航空会社もまったく同じです。むしろLCCは低価格を実現するために、古い機種よりも燃費効率高い新型機を導入しているケースが比較的多いのです。

ガイドの個人的な意見ですが、価格の安いLCCが万が一事故を起こした場合、「やっぱり安いから」となってしまい、客離れが急速に進みます。もしかすると倒産しかねません。そのためむしろ大手航空会社より、LCCの方が安全面とその悪評には気をつけていると言えるのではないかと思います。

預入荷物

大手航空会社は航空会社により重量は異なりますが、20kgまでという風に決められた重量まで無料で荷物を預けることができます。一方でLCCは荷物を預ける場合は重量によって料金がかかります。事前に預入荷物がある場合はインターネットでチケット予約の際に予約しておきましょう。カウンターでの当日申し込みの場合、インターネットでの価格とは異なり、かなりの金額がかかりますので要注意です。

また重量オーバーになった場合、大手航空会社は数kg程度のオーバーであれば見逃してくれることがありますが、LCCはきちんと追加料金を請求されます。手荷物の重量オーバーも厳しいので注意しましょう。

空港

パリのボーヴェ空港などのLCC専用の空港、また国内では成田や関西空港などにLCC専用ターミナルがあります。LCC専用の空港やターミナルは建物も簡素です。そのため空港内の免税店での買い物やレストランでの食事などは期待しないほうがいいでしょう。

またLCCは乗り継ぎに注意が必要です。同じ日程での乗り継ぎにもかかわらず、一旦入国手続きをして荷物を受け取り、再度出国手続きをして荷物を預けないといけない場合があります。LCCで乗り継ぎがある場合は特に、事前にしっかり確認しましょう。

サービス(機内食など)

大手航空会社は機内食やアルコール、ソフトドリンクなどが無料で提供されます。長旅では機内食もひとつの楽しみと言えますが、LCCの場合はすべて有料。預入荷物同様に、事前予約の方が格安です。

また大手航空会社では当たり前のように提供される毛布や枕なども、LCCではすべて有料です。液晶モニターもLCCにはなく、映画や音楽などのエンターテイメントも一切ありません。あるのは機内誌くらいです。これらのサービスを必要としない人にとってはLCCでもまったく問題ないと言えます。

シートピッチ

LCCの安さの理由が一番わかりやすく現れるのが、このシートピッチ=座席の前後の間隔です。LCCはコストカットのために座席数を最大限に増やす必要があります。そのためどうしてもこのシートピッチは狭くなるのです。

大手航空会社の場合、航空会社や機体によっても異なりますが、国際線のエコノミークラスで約79~87cm(31~34インチ)程度、LCCの場合は約71~74cm(28~29インチ)程度に設定されています。ただしたとえばエアアジアXのような、LCCでもシートピッチが大手航空会社と変わらない航空会社もありますので、航空会社選択の際に確認してみてはいかがでしょうか。

マイル

大手航空会社の場合、マイルが溜まります。たとえはじめて利用する航空会社であっても、多くの航空会社がアライアンスに加盟していますので、他の航空会社のマイルへ加算することが可能です。たとえばANAのマイレージクラブに参加していれば、ANAが加盟しているスターアライアンスのエアカナダやタイ航空などのマイルもANAのマイレージクラブに貯めることができます。年に何度も海外へ行く場合はかなりのマイルが溜まるので、無料航空券をもらえますよ。

一方でLCCには一般的にマイル制度はありません。しかし中にはエアアジアのポイントプログラムのように、マイルと同等の制度を採用しているLCCもあるので、予約の前にチェックしてみましょう。



いかがでしたか。海外への個人旅行初心者の場合、大手航空会社の方がさまざまな補償やサービスも充実しているため安心かもしれません。一方、数カ国を周遊するバックパッカーやできるだけ移動にはお金をかけたくないという方にとっては、LCCの方が時間や日程の制限もなく、下手すると鉄道やバスよりも格安で手に入るためにお得でしょう。

しなしながら、「安くて快適な旅をしたい」という欲張りな人も多いはず。かくいうガイドもそのうちの一人。そこでガイドが実践している裏ワザ?をご紹介。

裏ワザ

LCCを利用した上で、アップグレードすることです。機内食やエンターテイメントは事前に自分で用意すればこと足ります。インターネットで予約する際に、事前予約できるものはすべて行い、時間の余裕をもって行動すればLCCでも問題ありません。しかしながらどうにもならないのが、シートピッチの機内での快適さです。

そのためガイドは、金額を少しプラスしてシートピッチが広いシートや足が伸ばせる非常口付近を予約したり、またLCCによっては隣を空席指定したりできるオプションもあり、数千円で隣が空席になれば、横にもなれて快適な旅ができます。またさらに数万円プラスすれば、フルフラットベッドになるシートへもアップグレードできます。大手航空会社でビジネスクラスを利用するような快適な旅も可能なんです。

ぜひ参考に快適な空の旅を楽しんでくださいね。

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