トランジットでも入国が必要!?

LCC

運賃の安さが魅力のLCC。デメリットも知っておきましょう


LCCを利用し、上海で乗り継いで、日本へ帰国するときのことです。行きの航空会社とは違ったため、上海で乗り継ぐのも、その航空会社を利用するのもはじめてでした。何度もトランジットを経験しているので、はじめての地でもさほど慌てることはありません。その日も、乗り継ぎに3時間近くあったため、免税店で買い物を楽しんだり、カフェでお茶をしたり、有意義に過ごしていました。1時間半ほど経った頃、ふとチケットに目をやると、座席番号が書かれていないことに気づきました。もしや自由席?そんなはずはありません。出国ロビーにあれよあれよという間にたどり着いていたため、気にもとめていなかったのですが、どんどん焦ってくる。そこで航空会社のカウンターに行こうとすると、なんと出国ロビーの外にしかないと言うのです。つまり、いったん入国しないと、航空会社のカウンターにたどり着かない。どんどん冷や汗がこみ上げてくる。慌てて入国審査へ行き、いったん入国した後、航空会社のカウンターに行き、座席指定のあるチケットを発行してもらい、荷物検査を済ませ、出国手続きを行う。ギリギリで間にあいましたが、本当に危ないところでした。

ここで皆さんには、ガイドのようなヒヤヒヤするような失敗や、LCCならではのデメリットをできる限り払拭する対策を5つご紹介します。

トランジットは、事前の確認を。

通常、同一の航空会社であれば、最初に手続きした時点で、乗り継ぎ後の座席指定済みのチケットももらえるので、トランジットで入国する必要はありません。ただし、ガイドが利用した航空会社のように、乗り継ぎの場合であっても、入国する必要がある航空会社もありますし、複数の航空会社を利用する場合は入国し、航空会社のカウンターでチケットを発行してもらう必要があります。乗り遅れても払い戻してはもらえませんから、必ずチェックインする時に確認しておきましょう。

機内持ち込みで、好きなものを好きなだけ。

ほぼすべてのLCCで機内食などのサービスは別料金です。デメリットのように見えますが、必要な人は必要な分だけご自身で持ち込むことで、むしろ自分の好きなものを好きなタイミングで食べられるので、メリットにもなりうるのです。また機内食などのサービスを利用は事前予約をしておくことで割安になる場合もあるので、事前にネットなどでチェックしておきましょう。

預け荷物は、事前予約で節約を。

多くのLCCで基本料金に含まれるのは機内持ち込みの手荷物だけです。そのためスーツケースなどの預け荷物は別料金が必要です。できるだけお金をかけたくない人は、手荷物として機内に持ち込むこともできます。手荷物の重量制限は航空会社によって異なりますが、7-10kgが一般的なので、この範囲内なら持ち込みもありです。また事前に追加料金を支払っておくこともできます。事前に預け荷物の追加料金を支払っておくと、当日カウンターで申請するより割安になります。いずれの場合も、しっかりと事前に荷物の大きさ、重量を確認した上で判断しましょう。

航空機遅延特約をプラスし、「もしも」に備える。

遅延によって乗り継ぎ便の飛行機に乗り遅れたり、フライトキャンセルが起きた場合など。通常の航空会社の場合、宿泊ホテルの手配から、夕食代や朝食代を負担し、翌日の自社もしくは他社便への振替をおこなってくれます。しかしLCCの場合、たとえ航空会社の責任で遅れたりキャンセルになった場合でも、ホテルも自己負担、フライトの振替も自社の中でも空いている便でしか振替をおこなってくれません。そこでLCCを利用する場合は特に、海外旅行保険でつけておきたいのが、「航空機遅延特約」です。搭乗した航空機の出発・到着の遅れ・着陸地の変更によって、支払った宿泊費や交通費、食事費などの諸費用が補償されます。補償される保険金額にもよりますが、保険料は数十円からプラスすることができるので、一度ご自身の保険を確認してみてください。

プラス数千円で、快適な空の旅に。

LCCの座席数は既存の航空会社よりも多く配置されているので、シートピッチ(座席の前後の間隔)が狭いのが通常です。そこでLCCを選ぶ際にシートピッチを確認し、数千円払うと、足元ゆったりの座席が選べる場合もありますので、活用してみてください。またガイドのオススメは、エアアジアのようにビジネスクラス並みの「フルフラットベッド」。もちろん、LCCのエコノミーシートと比べて格段に高くなりますが、通常の航空会社のエコノミークラスを利用することを考えると、ビジネスクラス並みのシートはとても魅力的ですよ。

いかがでしたか。LCCは使い方次第では、低価格でありながら、より快適性を上げることができます。LCCのデメリットをできる限り払拭し、快適な空の旅を楽しんでくださいね。
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。