ネット時代だからこそ、手紙で想いが伝わる
手紙で日ごろの想いを伝えてみませんか?
最近、手紙を書いたのはいつですか?
例え内容が同じでも、手書きで一言一句心をこめて書かれたものと、指先だけで打った無機質なメールやLINEでは、受け取った相手に残る印象は雲泥の差があるんです。
相手に自分の思いを伝えたいとき、手紙を使うと相手の心に届く効果はとても高いんですよ。
今回は、手書きのお手紙をはじめるポイントをひとつずつ、解説していきます。
1.メール感覚の短文で、手紙のハードルを低く
いつもLINEやメールでのやりとりだけど……。
「手紙って何を書いていいかわからないし……いろいろとマナーや決まり事もあるみたいでなんだか面倒臭そう」
手紙を書くってメールやLineよりもなんだかハードルが高い感じがしますよね。
でも手紙って、内容をそこまで考えなくても思いは伝わるものなんですよ。
たとえば、いつもメールで送っているような「この間のご飯、とても美味しかったね! ありがとう♪」のような一言でもいいんです。
文房具屋さんに行ってみると、可愛いメッセージカードや一筆箋がたくさん売っています。長い文章でなくてもいいので、まずは気軽にはじめてみましょう。
2.字が下手でも丁寧さが伝わればいい
短い文章でも、キレイな字じゃなくても、書くことで心が伝わります。
「私、字が下手だから手紙って苦手。恥ずかしい……」
こんなお悩みもあるかと思います。でも、字が上手じゃなくても問題ありませんよ。字が下手でも丁寧に書けばいいんです。
一文字一文字を丁寧に書こうとすれば、それだけで文字に思いは込められるので、その気持ちは相手に伝わります。
どうしても字が上手になりたいな~と思うのであれば、これを機に、ボールペン字を勉強してみるのも素敵ですね。通信講座やテキストで空き時間に学べますよ。
3.レターセットを手作りして、手紙自体をプレゼントに
封筒を手作りしたり、ちょっとアレンジしてみて。
自分で手作りの便せんや封筒を作ってみるのも楽しいですよ。オリジナルの便せんは、手紙を書いた人の個性を表現することができます。
100円ショップなどに行ってみると、シールや装飾など、オリジナルの便せん作りに使えるようなグッズがたくさん売っていますからね。
ちなみに、私が小中学生の時は、文通ブームの時代でした! その時は、好きなタレントの写真をコピーしたり、自分の好みの香りをつけたりするなど、オリジナルの便せんをたくさん作ったり、送られてきたりしました。その時の記憶は、今でも鮮明に残っています。
相手のためにつくった、世界にたったひとつのオリジナルのものは、インパクトもあり、記憶にずっと残ります。手紙は、メールにはできない、記憶に残るプレゼントにもなりますよ。
4.些細なことこそ、手紙に書いてみよう
日ごろのさりげない気遣いに対するお礼でもいいんです。
手紙は、日頃の感謝の気持ちを伝えるにもってこいのツールです。些細なことを凄くすてきなプレゼントに変えられるのが手紙です。
日常での些細な幸せ、些細な思いを、手紙に書いて周囲の人に渡してみてはいかがでしょうか? 言葉よりも手紙で伝えることで、相手にあなたの本気度が伝わります。
とくに何か大きなできごとがなくても、日頃の感謝の気持ちとして「ありがとう」を伝えたり、相手に迷惑をかけてしまったときやちょっと言い過ぎたあとに「ごめんね」という気持ちを、手紙にして伝えてみましょう。文章が短くても、字がキレイではなくてもいいんです。
コミュニケーションの上級者が使うイメージがある手紙ですが、実は、人見知りさんや自分の思いを言葉で伝えるのが苦手な人が、自分の気持ちを伝えるためにも最高のツールなんです。
便箋を買ったり、わからない漢字を調べたり、文字を一つ書くのにかかる時間や手間。それらは「気持ち」として、ちゃんと相手に届きます。手紙は書くほうももらったほうも、思い出になりますよ。
ぜひ、試してみてはいかがでしょう?