男のボディケア/デオドラント・臭い対策

薄着になる季節は要注意!体のニオイを撃退テク(2ページ目)

春夏は服装も薄着になり、アクティブに過ごしたくなるシーズン。体を動かしていれば、自然と汗をかきます。となると気になるのがニオイ。体臭です。会社、電車、取引先、デートなどで、「クサイ!」なんて思われたら、たまったものではありません。この時期こそニオイケアを意識して、清潔な体を維持してほしいと思います。

滝沢 康英

執筆者:滝沢 康英

メンズヘア&ビューティガイド


ムキになって洗うのは御法度!

ニオイを除去するには、力んで体を強く洗うのは禁物です。なぜなら必要な皮脂まで落としてしまうから。すると肌が乾燥して、肌の表面を守るために皮脂の分泌がいつもより過剰になるのです。結果的に常在菌のエサを増やすことになってしまうわけです。

強くゴシゴシ洗ったとき常在菌はどうなるかというと、悪い常在菌は落ちますが、良い常在菌もいっしょに流れてしまいます。このときシャワーでの流しが甘く、石けん成分が残っていると非情に良くありません。

そもそも常在菌はどんなに洗っても完全には落ちませんから、生き残りが存在します。実は悪い常在菌である黄色ブドウ球菌は石けん成分をエサに増えることができるのです。残念ながら良い常在菌の表皮ブドウ球菌はそれができません。するとどうなるかというと、常在菌のバランスが崩れ、黄色ブドウ球菌の勢力が強くなって体臭を発しやすくなるのです。

体を洗うときは優しく泡で洗うのがポイントです。ボディタオルにソープを2~3プッシュ程度出し、もみ込んで、しっかり泡を作ってから体を洗うのが鉄則です。その際、ナイロン製のタオルを使うのは避けてください。表面が硬くザラザラしているので、弱い力であっても必要な皮脂まで奪ってしまう恐れがあります。人によっては肌が傷ついて皮膚がかゆくなったり、ヒリヒリするようになってしまいます。綿などの柔らかい天然素材がオススメ。

力を込めずに洗うので「物足りないなあ」と思うかもしれませんが、そのくらいが必要な皮脂が残り、良い常在菌も悪い常在菌もバランス良く存在している状態なのです。だからといって油断は禁物。洗い忘れには気をつけてください。足の指先、ひざの裏側、お尻、背中の中心部、ひじの外側、のどの根元のくぼみ、首筋、耳の後ろが忘れやすいところです。お湯で泡を流すときも流し忘れがないように、シャワーを使って念入りに流しましょう。


オススメのボディソープ2選

ルシードPH

ル・シード薬用デオドラントボディウォッシュ<医薬部外品> 450ml 950円/マンダム

■ル・シード薬用デオドラントボディウォッシュ<医薬部外品>
汗やベタつく皮脂までしっかり洗い落としてくれるだけでなく、消臭成分の緑茶エキスが体臭や汗臭を抑え、殺菌成分のイソプロピルメチルフェノールがニオイ菌を除去してニオイの発生を防ぎます。ヌメリ感がなく、サッパリとした洗い上がりです。


デ・オウ

デ・オウ 薬用クレンジングウォッシュ <医薬部外品> 300ml 760円/ロート製薬

■デ・オウ 薬用クレンジングウォッシュ <医薬部外品>
薬用炭(吸着剤)がニオイの元となる皮脂や汚れを吸着し、有効成分ベンザルコニウム塩化物がニオイ発生の原因となる菌を殺菌。「ニオイベール効果」によって、香料が気になるニオイを包み込み、シトラスハーブの爽やかな香りで気になるニオイを残しません。泡立ちのいいジェルタイプです。

2つとも体のニオイケアに特化したボディソープで、泡立ちにも優れたアイテムです。使いやすいので、ぜひ試してください。


体をムレさせない努力も必要です

お風呂から上がったら、ムレない環境作りをすることも重要です。バスタオルでしっかり体を拭き、汗が引いてから服を着るという習慣をつけましょう。また服を着る前には、汗をかきやすいところに制汗タイプのパウダースプレーやクリームなどをつけると、なお可です。当然ですが、バスタオルは毎回変えましょう。同じものを何度も使っていると、バスタオル自体に菌が繁殖しますから、衛生的によくありません。また、夜にお風呂に入っても、人間は寝ている間に汗をかきますから、朝、軽くシャワーを浴びて汗を流すこともオススメします。

外出先でも汗をかくことは多いと思います。皮脂も浮いてくるでしょう。そうなったときに拭き取るミニタオルやハンカチ、ウェットシート、デオドラントスプレーなどを携帯することもお忘れなく。それでも足りない人は下着の替えを鞄の中に締まっておきましょう。

体のニオイは汗、皮脂、常在菌の融合です。原因が分かれば、対処法も見えてきます。ぜひとも臭わないボディを目指しましょう!
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※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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