戸締まりと、火の扱い
いちど学校から帰ってきて、それから友だちと遊びに行くことも多くなります。その際には、必ず火の元と戸締まりを確認させましょう。
ランドセルを置いてすぐに外出する場合は、冷暖房器具を使わない、ガスは使わない、など、ルールを決めておくといいですね。
留守中の来客について
中からも外からも、戸締まりを意識させましょう
家に子どもだけの時は、誰が来ても玄関を開けないことを徹底させましょう。宅急便や業者を装った悪い人もいるからね、と、理由も伝えておきましょう。
どのように対応するかをシミュレーションしておきましょう。インターホンは無視していいですし、もしうっかり応答してしまった場合には「今、子どもだけなので出られません」と伝えるなど、実際にリハーサルをしてみましょう。「ぼく(わたし)ひとりなので」と言うより「子どもだけ」と言った方が、複数の子どもがいるニュアンスも含むのでいいかもしれません。
留守中に友だちを家に上げるか問題
気をつけなければならないのは、留守中に「友だちが遊びに来る」ことです。大人の目がない「密室」は、簡単に子どもたちの「溜まり場」になります。ですから、基本的には「大人がいない時は、友だちを家に上げない」「子どもだけの時は、外で遊ぶ」というルールを設定した方がいいでしょう。
不満を漏らす子どもも多いことでしょうから、なぜ留守中に家に友だちを上げてはいけないのかについては、しっかりと話し合って、ルールの必要性について納得させましょう。
・ 家の中で遊んでいて、友だちがケガをした場合はどうする? パパもママも責任持てないよ?
・ もし、家の中の物がなくなった場合はどうする? 友だちを疑うって嫌じゃない?
・ あの子がいい子なのは知ってるよ。でも、他の友だちが「自分も遊びに行きたい!」と言ったらどうする?「あの子はいいのに、どうして自分はダメなんだ!」って言われたらどうする? そう言って、とてもたくさんの友だちが家に押しかけたらどうする?断れる?
など、子ども自身に考えさせてもいいですね。
それでもこっそり、家に上げてしまうこともあるでしょう。その時は、親が最初に気づいた時に、約束を破ったことをしっかり叱りましょう。どんなに疲れていたとしても。はじめが肝心です。「見逃してくれた」という成功体験を作らないようにしましょう。それを機会に「嘘をつく」ことについて子どもと一緒に考えてもいいですね。「約束を守れないなら、鍵は渡せない」という姿勢を取りましょう。
家の安全は、親が管理しています。ですから、ルールは親が決めて良いのです。
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