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記事例:「なんで結婚しないの?」に答え続けるのにもう疲れました

映画『エヴェレスト 神々の山嶺』を恋愛論で読み解くと……?

結婚相手として選ばれやすいのは、常識的で安定を好み、とっぴな行動をとらず、程よく自己主張ができるタイプ。

一方、命を削るような無謀とも言える挑戦をする男や、愛する男に運命を翻弄される女は、現実において堅実で安定した結婚生活を手に入れることが難しいことがあります。

あなたが人生のパートナーに求めるのは、「楽な暮らし」をさせてくれる相手ですか? それとも……。
エヴェレスト 神々の山嶺

『エヴェレスト 神々の山嶺』で描かれる男たち情熱的な挑戦。でも、待っている彼女の立場は……(c)2016「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会


公開中の映画『エヴェレスト 神々の山嶺』は孤高の天才クライマー羽生(阿部寛)が前人未到の過酷なエヴェレスト登頂に挑む姿と、彼を追うカメラマン深町(岡田准一)、彼らに運命を翻弄される涼子(尾野真千子)の物語。実際にエヴェレストの標高5200M級で撮影された映像は神秘的で、観ているだけでも空気が薄く感じるほど圧倒されるものがありました。

実在の登山家ジョージ・マロリーが、なぜ登るのかと問われ、「そこに山があるから」と答えたという名言、あなたもどこかで聞いたことがありますよね。この作品の中で、人生をエヴェレスト登頂に賭けてきた男、羽生は「なぜ山に登るのか」という問いかけに「ここに俺がいるからだ。俺がいるから山に登るんだ」と答えています。

つまり、彼にとって山に登ることは生きること。人生そのものなのです。

人間は欲望と恐怖から目を背けることができないというけれど、何もかも捨ててひとり挑戦して立ち向かっていく姿は純粋で、彼の姿を通して生きることの意味を考えずにはいられません。


天才的なスキルを持つ「挑む男」が選ぶのは、「待つ女」?

エヴェレスト 神々の山嶺

ただ待つだけでなく、芯が強く懐が深い女性だからこその悲しみがあって……(c)2016「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会

極限に挑み続けるクライマーの羽生。彼は、「山屋としては完璧だけど、人間としては最低」と言われています。

確かに、恋人としても最悪です。何も言わずに突然消えて、ネパールで現地の人に馴染んで暮らしているんですから。普通、ありえませんよね。そう、本当に限界も常識も余裕で超えています。

「誰にも出来ないことだから挑戦したい」
「成し遂げることが難しいから、あえてアタックする」
こういったタイプの羽生が愛する女性は、究極の「待つ女」である涼子でした。

涼子は、ただ悲しい、辛い、と嘆いているだけではなく、どこか深いところで彼の生き方を理解している懐が深い女性です。「挑む男」にとって芯の強さと潔さを兼ね備えた涼子のような存在は、まさに理想のタイプといえるのでしょう。

実際に無謀とも思える挑戦を続ける、夢に生きる男を愛してしまったら、彼の生き方を尊重し、待つ女に徹する必要があるのかもしれません。


人生、そして人生のパートナーに何を求めるのか

エヴェレスト 神々の山嶺

限界の、その先にあるものは……(c)2016「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会

一方、この映画を恋愛論で紐解くと、別の解釈もあるかもしれません。

結婚となると、人はつい条件として「快適な場所」で、パートナーや周囲の目など「他人の様子」をうかがうような生き方を選んでしまいがちです。

しかし、『エヴェレスト 神々の山嶺』の登場人物は、「人生に何を求めるか、何のために生きるのか」の答えは自分の中にしかないと知っているように思えます。

つまり、結婚・恋愛「安心」や「安定」のために相手を選ぶのではなく、自分を信じて自分らしく生きる過程で出会った相手を大切にしていくという生き方だってあります。

最近は、「結婚をする・しない」、「出産をする・しない」ことについて、自分の意思で選択できる時代になってきました。制度や保証はまだ不十分ではあるものの、その選択肢に関する議論もあらゆるところで起こっている最中です。

運命は自分で選びとっていくもの。

ムリする必要もないけれど、この春は見える景色が変わるようなドキドキすることに挑戦してもいいかもしれません。


作品情報『エヴェレスト 神々の山嶺』

出演:岡田准一 阿部寛 尾野真千子、ピエール瀧、甲本雅裕、風間俊介、テインレィ・ロンドゥップ、佐々木蔵之介
監督:平山秀幸
配給:東宝/アスミック・エース
公式サイト:everest-movie.jp
大ヒット上映中
(c)2016「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会

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