「ゆるキャラ音頭」も日の目を見る日が来ることを!

ガイド:
2008年、みうらじゅんさんが作詞、橋幸夫さんが歌う、「ゆるキャラ音頭」の作曲を担当されました。「ゆるキャラ」という言葉はすでに完全に日本語として定着していますが、「一人電通」ことみうらじゅんさんが名付け親ですね。サワサキさんは、デビュー前にみうらじゅんさんの事務所におられたとか。そこでは何をされていたんですか?

ゆるキャラ音頭 (amazon.co.jp)
yurucharaondo

ゆるキャラ音頭




サワサキ:
みうらさんの実家と僕の実家が近くだ、とかもあって、たまたま知り合って仲良くしてもらってたんです。みうらさんのアシスタントが辞められる、ということで、僕は一応サラリーマンをやった経験があったので、「事務所仕事やってくれるか」ってお誘い受けたんです。仕事としては、原稿受け渡しから、打ち合わせなどスケジュール調整、TVやラジオ出演とかではマネージャーとして付いていったり、ゆるキャラなどの面白いグッズやキャラクターを如何に集めるか、とか、それを広めるために如何に出版社の編集長の名刺と名前を頭の中にいれておくか、とか、打ち上げのための新宿のいい飲み屋さんの電話番号を覚えて、いざという時に如何に飲み屋を押さえるか、などなど何から何までですね。まさに天才みうらじゅんが思いついた発想を具体化していく「一人電通」のサポートです。

その後、僕は音楽仕事で1人立ちできるようになったんで、事務所を離れましたが、その後も「ゆるキャラ音頭」だけでなく、東京ドームで行われたゆるキャラの祭典「みうらじゅんin東京ドーム 郷土愛2004」の総合音楽プロデューサーもやらせていただいたり、なんだかんだでみうらさんとは今でもお仕事させてもらってるんです。ゆるキャラ音頭はリリースしてもう10年近く経つんですけど、あの橋幸夫さんが歌ってるにもかかわらず、いっこうに流行る兆しもなく、毎年「ああ、今年も「ゆるキャラ」は流行ったけど、「ゆるキャラ音頭」は流行らなかったなあ」と嘆いています(笑)。「マツケンサンバ」がリリースされて数年後に流行った如く、いつか「ゆるキャラ音頭」も世の中に日の目を見る日が来ることを、祈ってる、はや10年、でございます(笑)。
sawasaki

サワサキヨシヒロ


おケツを叩かれるとやる人なんです

ガイド:
最新作『SAWASAKI IS BACK! 』の話にやっと辿り着きました! これは16年ぶりのソロアルバムと理解しますが、このタイミングで作品を発表しようとした理由は?

SAWASAKI IS BACK! (disk union)
sawasakiisback

SAWASAKI IS BACK!


1. onsen girls
2. maybe it’s coming up
3. blue cafe
4. bubble up!
5. pumping pingpong
6. is the casino really legal in onsen resorts?
7. onsen girls (long mix)
8. blue cafe (long mix)



サワサキ:
これはたまたま、京都のDJどぶさんと親しくなり、Chelip(チェリップ)さんの曲を書いたりした流れで、DJどぶさんが「出しましょう!」と後押しして下さったからですね。実は曲は、ちょっと手直しすればほぼ完成っていうのが何十曲もあって、ドンドン出せる状態なんです。でもやっぱり自分でリリースをやっていくには腰が重くて、ドンドン月日が経ってしまったって感じですね。「サワサキさん!いいですよ!出しましょうよ!」って煽てられると「よし、出すぞ!」ってなる、そういう単純なことなんです。おケツを叩かれるとやる人なんですよねえ僕、実は。ですから、みなさん、どんどん僕のオケツ叩いてください。どんどん頑張って仕事しますので! 音楽も作りますしDJもしますし、温泉イベントもやりますし、温泉原稿も書きますよ!

アイドルにポップスを提供してたのに憧れてたんです

ガイド:
オープニングを飾る「onsen girls」は、井次麻友ちゃんと藤井美音ちゃんからなる鳥取発のアイドルデュオ、Chelipが歌っています。サワサキさんは、昨年、「Change the Power!!!」「ガールズ・ミッドナイト」の2曲を提供されていますが、どのような経緯で関わることになったのですか?

Change the Power!!! (amazon.co.jp)
changethepower

Change the Power




サワサキ:
これはDJどぶさんがChelipのプロデュースをしてたからですね。僕は、一応はテクノ人、ということになってるのですが、元々歌謡曲やJ-POPも大好きで、それこそ、SMAPさんにも曲を書いてますし、ポップスを作曲するのは大好きなんです。昔YMOの人達が、YMOではかなり進歩的な音楽をやってるのだけれど、それと並行して松田聖子さんなどのアイドルにポップスを提供してたのに、グッと来て憧れてたんです。今僕もそういう立ち位置で仕事出来たらなあと思ってるんです、いつも。