21世紀初年、僕らは何を飲んでいた?
All Aboutは2001年2月のサイトオープンからこの2016年2月で15周年をむかえました。私もサイトオープンから[コンビニグルメ]ガイドを担当しているので、ガイド生活も満15年になりました。そこで今回の記事では、All Aboutオープンの2001年に発売されたソフトドリンクについて、私のコレクションから商品を紹介しながら現在のドリンク業界との比較を考察していきたいと思います。
2001年というと21世紀最初の年です。私が子どもの頃、2001年というのは”まだ来ぬ未来”でしたが、今の子どもにしてみれば”すっかり過去”という面白い年です。藤子・F・不二雄さんの著作ではありませんが、今回は『未来を懐かしんで』みませんか。
茶飲料はまだ缶入りが主流だった
まろ茶(コカ・コーラ)、茶葉茶(ネスレ)
聞茶(キリン)、プーアル茶(アサヒ)
ザ・ティー(リプトン)、旬の紅茶(ネスレ)
大手缶コーヒーのデザインは、同じだったり変わっていたり
ボス(サントリー)、ファイア(キリン)、ジョージア(コカ・コーラ)
ボスは1992年秋の発売ですが、発売時のコンセプトは『働く男の相棒コーヒー』でした。2016年の現在でもこのコンセプトで製品やテレビCMが作られているのは、このコンセプトが普遍的なものだからでしょう。
タンブラー型の缶コーヒーもあった
ルーツ アールカフェ(JT)
2001年はスターバックスのようなコーヒーショップチェーンが普及してきた時期でもあり、缶コーヒーもそれを意識した商品が出回りました。その中でも異色だったのがJTのルーツ アールカフェです。タンブラー型の缶を使用しています。しかしその後、このタンブラー缶が普及することはありませんでした。
アサヒワンダは朝専用ではなかった
ワンダ(アサヒ)
テレビCMも発売当初はプロゴルファーのタイガー・ウッズさんが出演しており、現在CMに出演しているAKB48の皆さんのような華やかさではなく、力強さを押し出した、いかにも男性向けの宣伝でした。
ネスレも缶コーヒーでがんばっていた
ネスカフェN(ネスレ)
このNシリーズは、2000年のサンタマルタシリーズ(明石家さんまさんがCM出演されていた商品の後継版)を大幅刷新して発売した品です。
飲料CMのお笑い芸人といえば、今も昔も吉本芸人
ジョージア 明日があるさコーヒー(コカ・コーラ)
CMソングはウルフルズさんが坂本九さんの『明日があるさ』をカバーして大ヒットになりましたし、テレビCMはACC CMフェスティバルの総務大臣賞/ACCグランプリを受賞しました。
この缶に登場する皆さんは現在でも人気者ですよね。今の時代だからこそ、見るだけで元気になるこのCMシリーズが復活してほしいと思っています。
>>続いて、実は姉妹品がたくさんあったあのドリンクやアイドルたちがCM出演していた商品などをご紹介します!