都会のオアシスで春の花のリレーを楽しみましょう!
いつも多くの人々が気ぜわしく動いている街、東京。そんな都会の喧騒からふらりと抜け出したくなった時、季節の彩りを感じてオアシスのように癒される場所が都内にはいくつか点在しています。そんな素敵な場所の一つが、浜離宮恩賜庭園。東京駅から数分電車に乗って、ちょっと歩いただけで広々とした空間の中に身を置くことができますよ。
今回は浜離宮恩賜庭園の春の風景をご紹介します。早春を彩る鮮やかな黄色の菜の花が埋め尽くすシーンから春本番の桜が咲くシーンへ、春の花のリレーを楽しんでみませんか?
汐留の高層ビルを借景に!鮮やかな黄色に染まる菜の花畑
浜離宮恩賜庭園(Yahoo! 地図情報)は、東京・中央区にある庭園です。東京駅から山手線または京浜東北線で2駅、新橋駅から徒歩12分というロケーションにあります。江戸幕府四代将軍 徳川家綱の弟、松平綱重により大名庭園として造られた後、明治時代は皇室の離宮として使われましたが、昭和時代中期に都の公園として一般公開され、今では貴重な都会のオアシスの一つとして多くの人たちに親しまれています。都の公園の中では唯一東京湾とつながる潮入の池を有しており、隅田川を行き来する水上バスでもアクセスが可能です。
広大な庭園では、春から秋を中心に数多くの花が咲き誇り、園内を彩ります。早春の浜離宮恩賜庭園を彩るのは、鮮やかな黄色の花を咲かせる菜の花。園内の北側、大手門口から築地川沿いに歩いていくと、目の前に現れるのは3000平方メートルにも及ぶ菜の花畑。太陽の光を浴びて輝くように咲く菜の花畑の風景は圧巻です。 さらに菜の花畑の奥まで歩いて振り返れば、そこには汐留の高層ビルをバックに菜の花畑が広がる素晴らしい風景が見られます。菜の花の数は30万本にも及ぶとのこと。都会を象徴する高層ビルを借景に広がる花畑の風景はきっと記憶に残ることでしょう。
例年の見ごろは2月中旬~3月中旬ですが、その年の気候によって満開の時期は大きく変動しますので、浜離宮恩賜庭園のWebサイトで最新の状況を確認して下さい。
様々な種類の桜の花が庭園を彩ります
菜の花が見ごろを過ぎた後、浜離宮恩賜庭園で花のバトンリレーを受けるのは桜。広大な園内のあちらこちらで、桜が花開きます。海に近接していることから、都内中心部よりも若干気温が低くなるため、浜離宮恩賜庭園での桜の開花は都内中心部より少し遅くなることが多いです。その分、桜の花が咲く姿を長く見ることができますね。
いろいろな桜の種類が揃っているのも浜離宮恩賜庭園ならでは。桜の代表ともいえるソメイヨシノはもちろんのこと、オオシマザクラや八重桜も植えられています。
園内には珍しい桜も多く、タイミングが良ければ、緑色の花を咲かせる御衣黄(ぎょいこう)も見ることができますよ。
例年の見ごろは3月中旬~4月中旬ですが、桜の種類やその年の気候によって満開の時期は大きく変動しますので、こちらも浜離宮恩賜庭園のWebサイトで最新の状況を確認して下さい。
菜の花から桜へ美しい春の花のリレーが行われる浜離宮恩賜庭園の風景をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。東京駅から30分足らずでたどり着ける都会のオアシス、浜離宮恩賜庭園で春の花の風景を楽しんでみて下さいね。
浜離宮恩賜庭園へのアプローチ
地図:Yahoo! 地図情報アクセス:
<鉄道>
JR東日本 新橋駅から「ゆりかもめ」で汐留駅下車。大手門口まで徒歩7分。「ゆりかもめ」には乗らなくても新橋駅から徒歩12分ほどで行くことができます。
<船>
東京都観光汽船の隅田川ラインの一部や東京水辺ラインの一部の便の水上バスが浜離宮恩賜庭園に寄港。
水上バスで浜離宮恩賜庭園に下りる際、入園料を合わせて払う形になります。
【関連サイト】
- All About 東京
- 浜離宮恩賜庭園(東京都公園協会)
◇「桜の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで桜が楽しめる名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。
◇「関東の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで関東地方の名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。